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スマートスピーカーをもっと活用してみよう~まずは「ごみの日」リマインドから

わだIT活用アドバイザー

声で質問したり呼びかけるだけで、インターネット上の情報を返したりコンテンツを再生してくれるスマートスピーカー(スマートディスプレイ)。AIアシスタント搭載で、天気予報や音楽、ニュースを聞く他、スケジュール管理や、買い物リスト・TODOリストへの登録、さらには離れて暮らす家族とのビデオ通話など、さまざまな用途で重宝するデバイスです。

でも実際にはあまり使っておらず、「天気予報とニュースだけ」「使い方がマンネリ化してる」という声も。

せっかくの便利な製品なのにそれだけじゃもったいない。

今年はもっと使いこなしてみましょう。

そんなわけで、まずは簡単な活用法から。

何かというと・・・

「ゴミの日を確認する」

です。

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の曜日は覚えていても、それ以外の「プラ」「缶・ビン」「布・紙」ゴミの日は覚えられず、毎回冷蔵庫脇に貼ってあるシートを確認している人もいるでしょう。あと、燃えるゴミの日が何曜日かは覚えているのに、気付くと出し忘れてしまうなんてことも。

今回は、AmazonのAIアシスタント「Alexa」にごみの日リマインドをしてもらう方法をご紹介します。


1.スマホアプリの「定型アクション」でリマインド設定

一番ベーシックな方法は、「定型アクション」機能を活用したリマインドです。

スマホアプリの下部メニューの「その他」をタップして「定型アクション」を選択しましょう。ホーム画面右上の「+」アイコンからでも辿り着けます。

新しい定型アクションを作成するには、定型アクション一覧画面の右上の「+」をタップします。そうすると

・新しい定型アクション(名前)

・実行条件

・ALEXAのアクション

という3つの項目をセットするようになっています。

まずは名前変更で「ごみの日・燃える・火金7:50」など適当な名前をつけましょう。

次に「実行条件を追加」をタップします。毎週同じ曜日・同じ時刻に通知をしてもらう予定なので、ここでは「スケジュール」を選択します。そして「時間指定」で「繰り返し」から曜日を選択し、時間を設定しましょう。私の地域では燃えるごみは火曜日と金曜日の朝8時までに出すことになっているので、7:50に通知してもらう設定にします。

次に「アクション」です。

これは結構いろいろありますね。

ここでは「アナウンス」を選択して、読み上げて欲しいメッセージを書き込みます。

これで設定は完了です。

他のゴミの日も、同じように繰り返しで曜日を設定し、時間を入力してそれぞれアナウンスしてほしいメッセージを登録しておきましょう。

2.カレンダーに予定として登録する

ただここで問題があります。

私の地域では、プラゴミは毎週木曜日なので定型アクションで設定できるのですが、それ以外のゴミはすべて隔週での収集です。例えば水曜日は「ペットボトル」「紙類・布類」の収集が交互に繰り返されるのです。残念ながら定型アクションではその設定ができません。

それではどうしたらいいのでしょうか。

そんな場合には「カレンダー」で予定として登録してみましょう。

Alexaアプリの「その他」ページで「カレンダー」をタップします。そして上部の「予定を追加」をタップします。すると

・カレンダーの予定を追加

・リマインダーを追加

の2つの選択肢がでてきますので、「リマインダーを追加」を選びましょう。

そしてリマインドしてほしいメッセージと繰り返しの条件、時間などを設定していきます。複数のデバイスを使っている場合には、どこでリマインドするかも指定できます。

ちなみに私は、人並外れた「忘れる力」保有者で、せっかくアレクサがリマインドしてくれても、何かしているとすぐゴミ出しを忘れてしまいます。ただリマインダーの場合には、設定時に「確認付き」にしておけば、完了報告を求める画面がでていますので、それを見てまた思い出すこともできます。

それでも忘れちゃうという方は、10分ずらして二度目のリマインダーを設定しておく方法もあるでしょう。

3.ゴミ出しスキルを活用する

Alexaには「スキル」というものがあります。スマホアプリと同じように、様々な用途に特化した便利なプログラムです。株価情報やニュースなどもあれば、しりとりやクイズなどもあります。そしてその中に「ゴミ出し」スキルもあります。スキル検索で「ゴミ出し」と検索してみてください。

地域ごとのゴミ出し日が既に登録されているものから、自分で自由に設定できるものまでいろいろあります。

定型アクションやカレンダーのリマインダー機能を組み合わせて使ってもいいですが、そうすると定型アクションやリマインダーが増えすぎてしまいちょっと管理が煩わしくなるかもしれないので、そんな場合にはスキルが便利です。

4.「Alexaブループリント」を使ってみる

自分だけのちょっとしたスキルを簡単に作る方法もあります。「Alexaブループリント」というツールを使う方法です。

アイディア次第でいろいろ使える便利なツールですので、どんなことができるのかチェックしてみてください。

●Alexa Skill Blueprints

これを使うと、「アレクサ、燃えるごみの日はいつ?」と聞くと、曜日を答えてくれるようになります。

定型アクションやカレンダーのリマインダー機能のように、自動的に声でお知らせしてくれることはありませんが、「あれ、いつだっけ?」と確認したくなった時にいつでも聞くことができるのです。

テンプレートが用意されているので、その中から「カスタムQ&A」を選択します。

そして質問と答えのセットを登録していきます。

ひとつのスキルの中に複数のセットを登録できるので、「ごみの日はいつ?」「燃えるごみの日はいつ?」「燃えないごみの日はいつ?」などすべての種類のごみの日を登録してみましょう。

時に、質問の言い回しがちょっと変わってしまうこともあると思います。例えば・・・

燃えるごみの日はいつ?

燃えるごみはいつ?

燃えるごみの日は?

これらも登録しておけば対応してくれます。

他に私は、家の近くの停留所から出発する高速バスの始発時間をよく忘れて何度も検索してしまうため、それを登録して声で確認できるようにしました。

今年の抱負や目標を決めている人なら、それをAlexaに声で言ってもらい、ついでに励ましてもらうなんていう使い方もあります。

+ + +

定型アクションもリマインダーも、ブループリントも、アイディア次第でいろいろな活用法があります。

夜23時前には寝ようと思いながら、気付くとSNSを見続けて時間がずれこんでしまうという方なら、Alexaに「あと10分で23時です。夜しっかり睡眠をとれば、翌日のパフォーマンスもアップしますよ。寝る準備を始めましょう」など言ってもらう方法があります。

座りっぱなしになりがちなテレワーク中、一定時間ごとにストレッチをしたいという人、同じ時間に食事をとる生活習慣を身に着けたい人なども、定型アクションがきっと有効な声がけになります。

ぜひあなたならではの活用法を見つけてみてください。

IT活用アドバイザー

ひとりで暮らす実親の遠隔見守り・サポートのため築40年の実家をDIYスマートホーム化。その経験とノウハウをサイトや電子書籍など通じて発信している。実現したいのはITを活用して高齢者の生活をもっと快適でストレスのないものにすること、そして支える家族の負担を減らすこと。親世代はもちろんのこと自分達の老後がよりよいものとなるよう、高齢者向けテクノロジー「シニアテック」の動向にも注目。

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