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【河内長野市】高向の中にある南花台?ふるさと歴史学習館の裏にある野間里広場に行ってみた。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

高向(たこう)といえば、道の駅奥河内くろまろの郷と大阪花の文化園が有名ですが、そのほかにも木根館や石川河川敷の水遊びスポットなど、非常に遊べるところが多いですね。

しかし、その高向の中には知る人ぞ知る穴場のスポットも存在します。今回はその穴場といえる野間里広場を紹介しましょう。

それは、ふるさと歴史学習館の隣から行くことができます。

ふるさと歴史学習館の隣に細い道があります。そこに野間里広場と書いていますが、その上の部分には「南花台第9緑地」と書いていました。ここは高向なのになぜ南花台?いったいどういうことでしょうか。

地図を見ると、実はそれほど驚くことではありません。反転している白い部分が南花台ですが、その左上の位置を見ると高向のスポットが点在しており、両者が隣同士であることがわかります。

花の文化園の裏側の山が南花台なので、ふるさと歴史学習館の横から南花台に抜ける道があってもおかしくないわけですね。

ということで、この細い道を歩いてみることにしましょう。右に見えるのがふるさと歴史学習館の敷地です。

南花台にあるのなら途中で急な坂道があると考えられますね。

両側をフェンスで覆われて迷路を歩いているようです。道はほぼ一直線です。

やがて小さな地蔵堂が見えてきました。その右隣を見ると、

野間里広場の入り口に到着しました。

このように書いてありますね。

改めて野間里広場を見ると中に東屋がありますが、人影が全くありません。本当に知る人ぞ知る隠れた穴場。

静かに過ごしたいときには最適な場所ですね。

もう少し過ごしやすい季節になれば、シートを弾いてピクニックも出来そうです。

ところで、坂は登らずに南花台第9緑地こと野間里広場に来ました。南花台に抜ける道はあるのかどうか?

道らしいものを発見しました。ここからは登り路になっており南花台方面に通じているように見えます。

まだ草が多く、虫も多いので登る勇気はありません。もう少し時期を改めて探索した方が良いでしょうね。

ところで、野間里広場と南花台第9緑地について調べると意外な事実がわかりました。

南花台第9緑地は、遊具を設置している街区公園(野間里広場)が隣接している都市緑地であり、散策できるよう烏帽子形保全クラブが中心となって樹林管理活動を行っている。

どうやらこのふたつの広場は隣接しているものの、本来は別ものだったようです。上の引用文の続きを見ると、烏帽子形保全クラブが河内長野市と協力して、2013年ごろから緑地の竹林を伐採して見晴らしをよくしたとありました。

野間里広場をさらに奥に行くと芝生ではありませんが、少し視界の開けたところがありました。この辺りを伐採して緑地を散策しやすいようにしたのかもしれません。

ということで航空写真からまとめてみるとこういう感じになります。芝生で覆われた野間里広場があってその奥に南花台第9緑地があって、急斜面に続きその上に南花台の住宅地があるとなります。

念のため南花台の住宅地をストリートビューで確認すると、住宅地と緑地の間はフェンスで覆われていましたが、ちょうど右上のあたりがゲートになっていて出入りできるようになっています。

南花台
南花台

施錠されているかどうか確認できませんが、もしかしたら野間里広場方向に抜け道があるのかもしれません。

南花台につながっているかどうかについては日を改めて調査するとして、今回紹介した野間里広場はのんびりできる場所なのに、市民の皆さんにあまり知られていないような気がしました。

道の駅奥河内くろまろの郷からそれほど遠くない穴場なので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。

野間里広場
住所: 大阪府河内長野市高向2230
アクセス:南海近鉄河内長野駅からバス 奥河内くろまろの郷バス停から徒歩8分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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