【佐賀市】12/10(日)まで「関東大震災と佐賀 ―佐賀からの被災地救援―」佐賀県公文書館で開催中
2023年8月10日(木)から12月10日(日)まで、所蔵資料展「関東大震災と佐賀 ―佐賀からの被災地救援―」を佐賀県公文書館で開催中です。
今年は、関東大震災の発生(1923年9月1日)から100年を迎える節目の年、佐賀県公文書館では、地震発生による佐賀県内の暮らしへの影響や、佐賀県から被災地へどのような救援が行われたのかを紹介する企画展となっています。
佐賀県公文書館所蔵の「関東地方震災関係綴」を中心に、通知や公報から読みとれる被災地の状況や、地震発生による県内の暮らしへの影響、県から被災地へどのような救援・救護が行われたのかを展示解説されています。
関連展示では、当時の佐賀ではどのように震災が報道されたのか紹介するほか、県が行っている防災・減災の取組や、過去の広報紙での防災に関する呼びかけなどを25点展示されています。
1923年9月1日、関東大震災が発生し、佐賀県でもその影響が感じられました。震災直後、県は被災者救援に協力するよう呼びかけました。また、震災後は物価が急騰し、不当な利益を取り締まるための勅令が出されました。特に米穀に関して、震災の影響があったことが記録されています。
救援活動も行われ、長崎県と沖縄県からの電報により、輸送予定物品や寄贈品に関する情報が伝えられました。日本赤十字社佐賀支部からも医師や看護婦など15名が派遣され、佐賀県庁からは見舞金が被災地に送られました。
県内各地でも救援募集が行われ、特に神埼郡では義捐金を呼びかける宣伝ビラが各戸に配布されました。また、佐賀・唐津・鳥栖などの主要駅では、鉄道で帰郷してきた被災者への救護活動が展開されました。
観覧は無料となります。関東大震災の発生、地震による暮らしへの影響、震災の米穀に及ぼせる影響など、貴重な資料を基に展示される今回の関東大震災と佐賀をぜひ観に行ってみませんか?
佐賀県公文書館の駐車場には、サガテレビ北側のJONAI NORTHの店舗や駐車場が敷地内にあります。
駐車場は、JONAI NORTHの北側にあります。南側はサガテレビの駐車場となりますのでご注意ください。
所蔵資料展「関東大震災と佐賀 ―佐賀からの被災地救援―」を開催します / 佐賀県
佐賀県公文書館
佐賀市城内一丁目6番5号 佐賀県庁南館2階
【利用時間】午前9時~午後5時
【休 館 日】毎週月曜日
(会期中の9月18日(月・祝)・10月9日(月・祝)は開館とし、翌火曜日9月19日・10月10日は休館となります。
電話:0952-25-7365
FAX:0952-25-7410