捨てないで!ハーブの茎を活用する方法|余すことなくハーブを楽しむ
「ハーブの茎は捨てるしかないのかなあ」
「なんだかもったいないなあ」
ハーブを収穫するたびに出てくる大量の茎を見て、もったいなあと思ったことはありませんか?
スーパーで買うハーブも、茎の部分を捨てるのはもったいなく感じますよね。
ハーブのレシピ本でもハーブティーの本でも、たいてい出てくるのはハーブの「葉」か「花」です。
「茎はゴミ箱行きなの?」と思われがちですが、そんなことはありません。
今回は「ハーブの茎の活用法」をご紹介します。
ハーブの茎にも香りがある
実は、ハーブの茎にもハーブの香りがありますし、風味もあります。
ミントやバジル、ローズマリーなどの香りの強いハーブがお手元にあれば、ぜひ茎の香りをかいでみてください。
葉ほどではないにしても、思っていたよりもしっかりと香りがついているはずです。
ハーブの茎の特徴
・葉 … 加熱に弱く、香りがすぐに飛ぶ
・茎 … 加熱に強く、香りが持続する
ハーブの茎の使い道(1)スープの出汁
スーパーのスパイスコーナーにも売っている「ブーケガルニ(ハーブの出汁)」ですが、実はお家に余っているハーブの茎でも作れます。
パセリやタイム、ローズマリーやセージなどの茎を使って、いつものスープをレストラン風の味に変身させちゃいましょう。
茎をブーケガルニ(出汁)として使う方法
1 スープが煮立ったタイミングで、ハーブの茎を加える
2 弱火で10分ほど煮込んだら茎を取り出す
スープはコンソメスープがおすすめです。他には、トマトスープ、クリームスープなどの洋風のスープ、またはチキンスープなどの臭みの出やすいもの、カレーやホワイトシチューなどの出汁としても使えますよ。
※我が家では、1人あたりの分量×ハーブの茎1本を目安に使っています。
カモミールティーは茎ごと使う
私は、摘みたてのフレッシュなカモミールティーをいただく時には茎を入れます。
西洋のレストランでは、カモミールティーを茎ごと使って淹れているところもあるのだとか。
ハーブティーの味の変化
花だけ →甘くてまったり
花+茎 →お茶らしい味で食事にも合う
やわらかい茎なら薬味代わりに
やわらかい茎なら、小ネギ代わりに薬味として使うことができます。
細かく刻んでマリネやお刺身・肉料理のトッピングに使っても良いですし、私は和え物にもハーブの茎を使っていますよ。
やわらかい茎を持つハーブ
・ミント
・イタリアンパセリ
・コリアンダー(パクチー)
・バジル
・ディルなど
土に近い茎ほど硬くえぐみが強くなるので、花に近い部分の茎を使うのがおすすめです。
喉につまらない硬さかどうかよく確かめてからお使いくださいね。
ハーブを余さず使い切る
ハーブには、花や葉だけではなく、茎や根・種まで食べられるものがたくさんあります。
ハーブの茎を使う時には、「茎が食用かどうか」を、ハーブ辞典などで調べてからお使いくださいね。
調べるのが面倒だ!という方は、「スーパーで茎ごと売ってるハーブかどうか」で判断すると良いですよ。
ハーブのある暮らしをはじめたい方へ
ハーブの茎について、インスタグラムでもご紹介しています。
イラスト付きの方が読みやすいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
(平野蘭のインスタグラムへ移動します)