11戦全勝10KOのフェザー級サウスポー
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00259270/title-1632136167383.jpeg?exp=10800)
10戦全勝10KOのパーフェクトレコードでリングに上がったマリエク・モントゴメリーと、9勝(5KO)3敗2分けのアレーム・ジュマホノフとの10回戦は見応え十分だった。
![(C)Sean Michael Ham/PBC](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00259270/image-1632136349429.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
両者の戦績を比較し、モントゴメリーがデビュー以来継続中のKOで圧勝するかと思われたが、ジュマホノフの驚異的な粘り強さが光った。初回から、ショートレンジでの打ち合いが続く。
スピードも的確さも手数もモントゴメリーが優っていたが、ジュマホノフも下がらずにひたすら喰らい付く。放ったパンチの数は下回るものの、必死で繰り出すコンビネーションが試合を白熱させた。
![(C)Sean Michael Ham/PBC](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00259270/image-1632136487940.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ジュマホノフはモントゴメリーの懐に入り、ショートパンチの連打で流れを引き寄せようとする。耐えながら何度もチャレンジを繰り返す様が、アリーナを盛り上げた。
とはいえ、ポイントで大きくリードされ、深いダメージも負っていたジュマホノフは、8ラウンド終了後のインターバルでドクターチェックを受ける。それでも、9ラウンドに渾身のオーバーハンドライトを叩き込み、モントゴメリーのお株を奪った。
![(C)Sean Michael Ham/PBC](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00259270/image-1632136617882.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
100-90、99-91、98-92とワンサイドの判定でモントゴメリーが勝者となったが、敗れたジュマホノフも男を見せた。実力差があるにせよ、モントゴメリーのKO記録を止めたファイターとして、この日会場にやって来たファンに記憶されるであろう。
![(C)Sean Michael Ham/PBC](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00259270/image-1632136842825.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
試合後、勝者は言った。
「いい気分だよ。我々のチームは4試合前から10ラウンドフルに戦えるよう、準備してきた。ペース配分、距離の取り方などを考えてね。俺とコーチであるケニー・ポーターの相性は最高さ。最高のトレーニングキャンプを終え、今日を迎えることができた」
白星を加えたモントゴメリーは、ジュマホノフから多くを学んだに違いない。