あさぎりフードパーク内に店舗兼工房を構えるさつまいも菓子専門店の『芋工房かくたに』さん。

富士宮市は富士山の火山灰土の土壌から、さつまいもの栽培が盛んに行われてきました。
『芋工房かくたに』は富士宮市内の契約農家さんに依頼し、6種類のさつまいもを使い、それぞれさつまいもの特徴に合わせたお菓子に加工しているそうです。

『芋工房かくたに』といえば、2020年に＃新生活応援ゲーフラのインパクトが大きくて、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

入口を入るとすぐに、あの見慣れたゲーフラが掲示されていました。

店内には『富士宮で栽培されているさつまいも』が並び、それぞれの特徴や何に使用されているのか書かれています。

その奥には工房がありました。
土日祝日は工場見学もできるそうです。また芋けんぴ作りやスイートポテト作り体験もできるそうです。

『芋工房かくたに』の人気No.１は紅あずまを使用して、米油で二度揚げして作っているという手作り芋けんぴ。
味も戸田の塩、きび砂糖、わさび、アップルシナモン、和紅茶味など豊富です。

そしてNo.2は富士宮市内で栽培された、人参芋、安納芋、紅はるか、シルクスイートなどの糖度の高いさつまいもを大釜でじっくり茹でることで水分を十分に含んだ状態から天日干しして仕上げた切り干し芋です。
「令和2年度　それ、みやげにして宮」で奨励賞も受賞していいる切り干し芋はさつまいもの中のでんぷんを糖化させ、糖度を2～3倍ほどあげることで、甘い干し芋になっているそう。

今回訪れたときにはタイミング良く幻の芋『人参芋の平干し』が販売されていました。

そして私のお目当ては「かくたにのスイートポテト」です。
富士宮産の紅はるかに朝霧高原の美味しい牛乳と卵を使ったスイートポテトは、バターを使用しないことでさつまいも本来の風味が味わえると噂の１品、しかも価格は2個入りで324円と格安です。

また、スイートポテト製造中の場合は、熱々の出来立てスイートポテトを食べることもできるそう。

非公認ゆるきゃらの「かくたにいもお」君のあいくるしさも有名ですが、猫好きの心をくすぐるひじきちゃんグッズも販売されていました。
ひじきちゃんの写真もちゃんと飾られていて、猫好きの方はつい手に取ってしまいそうなかわいさです。

今回私は、友人へのお土産に『人参芋の平干し』と私自身が大好きな『朝焚きなっとう』そして、「かくたにのスイートポテト」を購入しました。

大きさはおやつにちょうどいいてのひらサイズです。
冷やして食べましたが、しっとりまろやかで、モンブランケーキのペーストのように柔らかいクリームのような食感です。
紅はるかの甘さがしっかりと生きていて、さつまいもってこんなにおいしかったんだぁと驚きます。
さつまいも菓子専門店のスイートポテトはここまで違うんだと感動の一品でした。

１１月１９日（土）、２０日(日）は 芋工房かくたに前で「さつまいもフェスタ」が開催されます。
秋の味覚さつまいもに溺れ、食べ過ぎてしまいそうですね！