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ポストシーズン進出ラインの2チームが同成績で公式戦終了 初の「5位決定戦」実施<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
36号2ラン37号満塁弾を放ったチェ・ジョン(右、写真:SSGランダーズ)

30日のKBOリーグは2試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズが今季144試合目の最終戦に勝利し4連勝。72勝70敗2分けとなって、KTウィズと同率5位でシーズンを終えた。

1リーグ10球団制のKBOリーグは5位までが、優勝チームを決める「ポストシーズン」に進出可能。今回5位に2チームが並んだことでポストシーズン開始の前日、あす10月1日にKTとSSGで「5位決定戦」が行われることになった。

KTとSSGの今季の対戦成績は8勝8敗の五分。直接対決での得点数でKTが上回るため、5位決定戦はKTの本拠地・スウォンKTウィズパークで一発勝負により行われる。延長戦に突入した場合、決着がつくまで実施。個人記録は公式戦成績に加算されない。

勝者は10月2日開催の「ワイルドカード決定戦」で4位トゥサンベアーズと対戦する。

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

映像:今季で引退するチュ・シンスの公式戦最後の打席(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「チケット発売は試合終了時間で変動」

ワイルドカード決定戦の前売り券は5位決定戦が10月1日の21時以前に試合終了した場合、同日の22時から第1戦の発売を開始。21時を過ぎて試合が終わった場合、23時から発売する。

◇9月30日(月)の結果

・SSG 7 - 2 キウム(インチョン)

 勝:アンダーソン

 敗:ユン ソクウォン

・KIA 10 - 5 NC(クァンジュ)

 勝:イ ジュンヨン

 敗:ソン ジュファン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「キム・ドヨン40-40ならず」

「40-40」まであと2本塁打のキム・ドヨン(KIA)がNCダイノス戦に1番三塁で先発出場。4打数1安打1打点、ホームランは出ず38本40盗塁でシーズンを終えた。打率は3割4分7厘。

公式戦1位のKIAタイガースは10月21日から行われる予定の韓国シリーズ進出が決まっている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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