暑さ対策に!ちょっとしたひと手間でストールをネッククーラーに変える「1つで2役」の手作りアイデア
皆様こんにちは!
neige+の猪俣です
本日紹介するアイテムは、この夏の必需品「ネッククーラー」にもなるおしゃれなガーゼのストールです。日差しが強い夏は、紫外線も心配ですね
昨年紹介のネッククーラーから、ちょっとおしゃれなストール型にアレンジしてみました。今回も余っていたガーゼを使って、大判で羽織にもなる真っ白なガーゼから作るストールを紹介します。
例えば、わざわざ作らなくっても、もしお手持ちのストールがあれば、この時期だけネッククーラーに変えて使ってみるのはいかがでしょうか?
それならばミシンがなくても、手縫いで簡単に作れますよ
アレンジ次第でとってもおしゃれになるので、是非参考にしてくださいね!
1.ガーゼの用尺の目安
2.ロックミシンの糸替え方法
3.巻きロック
4.保冷ポケットの位置を決める
5.保冷剤ポケットを縫う
6.アクセントレースを縫う
7.家で出来るしわ加工
8.ロックミシンの選び方
今回は上記のテーマで紹介していきます
それでは早速始めていきましょう
こちらの記事では「neige手作りのある暮らし」youtubeチャンネルで紹介しています作り方動画を読む記事にして紹介しています。動画と合わせてお役立ていただけますと嬉しいです
1.ガーゼの用尺の目安
今回のガーゼは、マスク作りの時に余った抗菌ガーゼ。
大事に残していましたが、活躍する場面がなさそうなのでこれを機に全部使い切りました。
幅は50cm程
結構幅広で仕上げましたが、35~40cmでも同じように作れます
長さは150cmの生地幅でそのままお作りしています
120cm~であれば首回りは十分かと思います
こちらは既に水通し済みですが、さらに加工を加えることで風合いが増してきますので、仕上がりが楽しみです
2.ロックミシンの糸替え方法
今回使用するのは JUKI MO3000
自動糸調子付きの最新型ロックミシンです。いろんなロックミシンを使ってきましたが、いつも巻きロックに苦戦しておりました。
出来上がりも納得できないことも多かったのですが、こちらはあまりにも美しくて思わず撮影中に心の声が漏れたほど。。。
ぜひ手芸店で見かけたら試していただきたいロックミシンです
しいて言えば、見た目のデザインがもうちょっとフォルムが丸く女性らしいと嬉しいなーというところ。
ロボットみたいに大きいので存在感もあります。でも機能性が抜群なので、見た目以上の働きをしてくれるから最強です。
ロックミシンの糸換えは、元々の糸が付いてれば簡単で、少し長めに糸を残してカットしたら、使う糸を掛け直して糸を縛り、空縫いをすればとっても簡単に糸変え完了!
これまでは上糸は毎回針穴でつれてしまっていたけど、この機種になってからまだそれがありません。非常に助かります!
巻きロックを縫うときは、下糸1本だけウーリー糸に変えます。結果的にはベージュ糸になりましたが、試し縫いではブラウンです
3.巻きロック
今回は巻きロックで両脇の縫い代を処理していきます
家庭用ミシンで作る場合は5mmの3つ折りにして仕上げていくことになります
なんと、コンピューターになったロックミシン。毎回迷うこのAーDが、画面表示でわかりやすい!
しかも自動糸切りが手間要らず
慣れたらもう戻れません
針が通常は垂直に縫うものが、斜めに針が落ちることでこの縫い目になるのかなとか、素人目でもよくわかりませんが、とにかく何を縫っても同じ仕上がりなのは素晴らしいです。
4.保冷ポケットの位置を決める
それはさておき、保冷剤を3つほど入れたいので、ポケットを作ります
このポケットの位置は、首の後ろ側に来るように実際に試着してからにすると、ちょうどいい位置に作れます
5.保冷剤ポケットを縫う
位置が決まったら、およその線を書いて縫います。ポケットは少し深めにすると収まりがいいかなと思います
6.アクセントレースを縫う
真っ白なガーゼは、レースなどアクセントにするとよりおしゃれに変身します。今回は最近流行りのインド綿レースをアクセントにしてみました
布耳を挟んでみたり、アレンジは自由!
真っ白なガーゼに映えて素敵です!
5.家で出来るしわ加工
最後に私がよく仕上げにする方法を紹介します
芋虫みたいにネジネジしたまま乾かすだけ!とっても簡単
ポイントは水を軽く絞って干すことくらいでしょうか
そうするとシワが風合いになっておしゃれ度アップ!
細い幅のガーゼで作るとこの風合いが半減するので、できれば幅は40cm以上はあるといいかなと思います
真っ白なガーゼでもこうしてアレンジを加えることで、マスクではない出番もあったよーというところが紹介できていたら嬉しいです
是非お気に入りの生地で作ってみてくださいね!
こちらは40cm程の幅で作ってみたものです。
長さが足らなかったので切り替えをつけてみました。こうすることで少しオシャレな雰囲気にも変わります
生地はベストオブモリスのオパール生地。人気のいちご泥棒の柄です。
透け感があるのでストールづくり、インテリアではカーテンなどにもお勧めです。
早速紹介中のガーゼのワンピースと合わせてみました
手作りでコーディネートが楽しめるなんて!しかも今回材料費0円!
おかげさまで洋服づくりで6m、ストールづくりで1m。合計7m近くガーゼがたくさん形になって大満足です。
ガーゼは通気性もいいですし、すぐに乾くし、何より肌触りがいいので心地よいです。
是非これまで紹介してきた記事も参考にしていただきながらこの夏のハンドメイドにお役立てくださいませ
4.ロックミシンの選び方
最後に、家庭用ミシンの買い替えの次にご質問いただくロックミシンの選び方に関して少しだけ自身の経験をお話したいと思います
ロックミシン経験は2005年~現在に至るまで、これで6台目
初期の頃は過去のブログを見なおしていたことで気づいたのですが
YouTube公開【型紙不要】直裁ちのお手軽ルームパンツ。意外とちゃんとしたのが作れますよ
一番最初は2本糸1本針で、裁縫を内職にされていたご近所さんにお借りしたことから始まりです
その後、中古で30000円程の4本糸2本針を購入し、メンテナンスに出しつつも数年間使っていましたが、自動糸調子が初心者には難しくて家庭用ミシンとは扱いが違うことを思い知らされました。
この時メンテナンスにかかった費用は10000円
使用期間は多分1年程で、メンテナンスに出してもいまいち納得できずにもう中古はやめておこうと、自動糸調子のついたベビーロックの「糸取物語」を購入し最近まで使用していました。
2008年に購入してから今年の2023年までおよそ15年間活躍してくれました。故障は1度あったっきりで、あとは何事もなく長年相棒として活躍してくれました
当時の価格で70000円程でしたが、この機種に出会うまでに既に出費があるので
合計するとなんと110000円
今改めて記事にすることで、当時の主婦のお小遣いではかなりの投資だったかと・・・!
教室では同じベビーロックの「WAVE」を使用していますが、機能的にはとてもいいので、買い替え時に検討したこともありましたが、やっぱり今回のJUKIは格上だなと感じております。それくらい筆者は大満足です
同じJUKIでもひとつ前のMO2800も使用していましたが、やはり自動糸調子に苦戦 ><
ロックミシンはまだまだ初心者な筆者です・・・
そんな経緯もあり、もしこれからロックミシンを購入される方にアドバイスできるとすれば、ロックミシンを最初に買うならば、筆者のように無駄に何度も買い替えることなく、一度で悔いのないお買い物をされることを強くお勧めします。
いい出会いがあれば、その時に決断するのが買い時なのかと思います。
これまでの経験がこうして皆様に伝えるためだったのかと思えば、今となってはいい勉強代です。
最後までお読みくださりありがとうございました
手芸講師 猪俣友紀