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福岡の通称ドラゴンロードで創業52年の歴史ある老舗店〈今も進化し続けている超濃厚な豚骨ラーメン〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市東区箱崎から糟屋郡の「志免町」や「宇美町」を貫き、太宰府市へと抜ける県道68号線。その糟屋郡の通り沿いには、店名に「龍」の字がつくラーメン店が多く存在したことから、いつしか「ドラゴンロード」と呼ばれるようになる。しかし、近年は龍がつかないラーメン店も増え、さながら「ラーメン激戦区」の様相を呈している。そのドランゴンロードの一角、福岡県糟屋郡志免町に1972年(昭和47年)に創業し、今年52年目を迎える「龍」のつく老舗店〈天龍ラーメン〉がある。現在は二代目の店主に引き継がれ、今もなお進化し続けている名店。

濃厚なのにサラリとした豚骨スープ

特製の羽釜で炊き上げたスープを継ぎ足しながら作り上げる呼び戻し製法でトロミのある濃厚な豚骨スープが特徴。しかし、濃厚なスープでありながらも脂を感じないので口当たりは思いの外あっさりとしていて、とても飲みやすい。

個性的な歯応えのある極細ストレート麺

自家製の麺も特徴的。全粒粉もブレンドされているようで、小麦の香りや甘みも感じられる極細ストレートの麺は、モチッとした中にもザラッとした食感も加わり濃厚なスープによく絡むのと同時に個性的な歯応えも感じることができる。

土日祝限定セットの「黄金セット」

この日は、開店少し前に到着して営業開始と同時に店頭へ向かうと、すでに先客が3組ほどあり、その最後尾に並ぶ。11時少し過ぎた時間に暖簾が掛かり、店内へ案内。入口正面のカウンター席に着席し、メニュー表の中からの注文は、土日祝限定セットの(店主おすすめ&天龍フルコースという記載あり)ラーメン、半チャーハン、半ギョーザがセットになった「黄金セット」を選択し、ラーメンは「煮玉子入りラーメン」に変更した。

待つことしばし。まずはラーメンから配膳され、その後、半チャーハン、半ギョーザと続く流れ。まずは、この濃厚な一杯が食べたかった「煮玉子入りラーメン」から。トロミのある濃厚なスープというのがひと目で分かる。そのスープをひと口いただくとザラっとした舌触りはあるものの重さは感じない食べやすい逸品。極細のストレート麺は全粒粉もブレンドされている独特な香りと色味が特徴的で、スープともよく絡む。

分厚く解けるようなチャーシューは必食。バラ肉の分厚くホロホロとした食感が楽しめ、しっかりと漬け込まれたのが分かる柔らかさと味付けが印象的。煮玉子はスープにもよく合うトロトロとした半熟具合で最高の組み合わせだ。

チャーハンと一口ギョーザも秀逸な一品

後着の「半チャーハン」は、しっかりとした味付けでラーメンのカエシを使用したこだわりのある逸品。当然ながらラーメンとの相性も抜群にいい。

最後に配膳された「半ギョーザ」は皮がパリッと中の飴はジューシーな仕上がりで「ラーメン」や「ご飯もの」とのセットに最適解。土日祝日に訪問するなら「天龍」のフルコース「黄金セット」がおすすめです。

また、カウンター席12席と個室に4人掛けのテーブル席が2つあるので、ご家族やグループでも訪れやすいお店です。近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

最後に。メニュー表とともに設置されている「〈天龍ラーメン〉公式アプリの案内」のQRコードから、アプリをダウンロードし、スタンプを貯めていくとトッピングサービスなど、特典が受けられるので訪れる機会が多い方はお試しください。

天龍ラーメン

住所  :福岡県糟屋郡志免町南里1丁目3-31[地図
営業時間:11時00分〜22時00分
店休日 :不定休 ※要確認
駐車場 :専用駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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