イスラエルとUAE「自律型水中攻撃ドローン」共同開発へ
イスラエルの軍事企業のイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)とUAE(アラブ主著国連邦)の軍事企業のEDGEは自律型水中攻撃ドローンの開発で提携する調印を2021年11月に行った。自律型水中攻撃ドローンはAI(人工知能)を搭載し、水中で標的を認識すると自律的に攻撃を行うことができる。人間の軍人による遠隔操作も可能。イスラエルとUAEは2020年8月に国交正常化を行っていた。
進む自律型殺傷兵器の開発
AI技術の発展で、AI技術の軍事分野での積極的な活用が進められている。AI技術を搭載することによって、兵器の無人化も進んでいる。一方で、兵器の無人化が進むとともに「キラーロボット」と称される人間の判断を介さないで攻撃を行う自律型殺傷兵器が開発されており、実戦でも活用されてきている。
人間の判断を介さないで標的を攻撃することが非倫理的・非道徳的であるということから国際NGOや世界30か国の政府、AI技術者らが自律型殺傷兵器の開発と使用には反対している。
イスラエル政府もUAE政府も自律型殺傷兵器の開発と使用には反対していない。むしろこのように積極的にAI技術を軍事に活用している。他にもアメリカ、ロシア、中国、インドなどでもAI技術の軍事への活用は積極的に進められている。中国政府は自律型殺傷兵器の使用には反対しているが、開発には反対していない。