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【河内長野市】千早口駅の近く!清水地蔵寺の手前にある見事な紅葉が赤く染まり始めました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市内で今年の紅葉はどこに行こうかと情報を探せば、延命寺、観心寺、金剛寺といった有名どころの寺院の名前が出てきますね。

しかし、それ以外にも河内長野で美しい紅葉がみられるところはあるはずです。調べたところ、南海千早口駅近くにある寺院の近くに、素敵な紅葉の木があることを知りました。というわけで、先日現地に行き、紅葉狩りをしてきました。

その寺院の名前は九華山地蔵寺(通称:清水地蔵寺)です。千早口駅から徒歩15分のところにあります。

千早口駅から南方向に歩くと、東西に交差している道路の前に出ます。その道路を西方向に曲がって、まっすぐ歩けば地蔵寺に到着します。

道路の名前は広域農道「岩湧地区」です。南河内グリーンロードとの接続部分で、現在は加賀田方面、将来的には日野地区まで道がつながるそうです。

地蔵寺はこの農道沿いにあるためか、車でもアクセスしやすく、車を止めて少しだけ紅葉を眺めてからまた運転するという人の姿が見られました。

広域農道は歩道もあるので歩きやすいです。しばらく歩くとある部分だけ赤く染まっているところがあります。あれが今から目指す紅葉のようです。

紅葉の前に来ました。訪問時はまだ緑の所が多く、少し早かったようです。これからが見ごろの本番ですね。

近づいてみました。それでも、先の方は見事に赤く染まっていました。

地蔵寺の門が見えます。九華山地蔵寺は、清水地区にあることから別名清水地蔵寺で、真言宗御室派。これは延命寺や天野山金剛寺と同じです。

地蔵寺の創建は不詳です。江戸元禄時代(1691年)に、将軍徳川綱吉と柳沢吉保の援助を受け、江戸湯島に霊雲寺を創立し、河内の延命寺を中興した浄厳(じょうごん)の甥で、弟子だった蓮体(れんたい)和尚により再建されました。

当初は玉井山という山号でしたが、1717年に当時河内西代藩の藩主だった本多忠統(ほんだただむね)が地蔵寺に来て、蓮体と漢詩の応酬が行われたそうです。そのときに、忠統から「九華山」の山号が贈られました。

地蔵寺の名の通り本尊が地蔵菩薩で、仏師運長の作とのことですが、境内に向かう門は閉まっていました。地蔵寺に連絡を入れて許可をもらえれば、大阪府指定名勝に指定されている境内の参拝や撮影ができるようです。

ちなみに大きな紅葉は寺の境内ではなく、その外側の入り口の部分にありました。

この日は雲ひとつない天気で、青空をバックに赤い紅葉が鮮やかに写し出されていました。

またすでに多くが落葉していて、木の下は紅葉のじゅうたんに覆われていました。

最後に道路の反対側からもう一度紅葉を眺めてみました。地蔵寺の前にある大きな紅葉はこれからが見ものなので、定番の紅葉スポットとはひと味違う紅葉を楽しめます。

九華山地蔵寺前の紅葉
住所:大阪府河内長野市清水111
アクセス:南海千早口駅から徒歩15分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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