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【保育士が見てきた】すぐに泣いてしまう子どもの3つの特徴

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

今回は「すぐに泣いてしまう子どもの特徴」を3つご紹介します。

年齢ごとに泣く理由を見てみよう

0-1歳

0歳の時期は「お腹が空いた、眠い、暑い、寒い、オシッコしてオムツが気持ち悪い」など本能的な欲求や不快により泣いてしまう時期です。

赤ちゃんは、泣くことで生命を維持できるため、泣くことは生きるために必要なコミュニケーションだとも言えますよね。

1歳になると、いろんなことに興味がわいてきます。しかし、自分が思ったようにできない場合や手に入らない時に泣いたりします。

2-3歳

絶賛イヤイヤ期のこの時期は自我が芽生え「分かってほしい」という主張を通したい気持ちから泣くことが増える傾向にあります。

また、自分の気持ちやしてほしいことを言葉で伝えることが充分ではないため、自分の気持ちがうまく伝わらず泣いてしまうことが多くあります。

また、保育園の入園や家族が増えたりと環境の変化が起きやすいこの時期。安定を好む2-3歳の子どもからするとストレスを感じやすくグズグズすることも。

4-5歳

お友達との関わりが増えてくる時期なので衝突も増えます。また、プライドも出てくるこの時期は、競争心も芽生えてきます。

そして、自分でやりたい!チャレンジしたい気持ちも出てきたときにチャレンジしてみたものの、うまくいかないこともあります。

その時にフラストレーションがたまり、泣いてしまうということも多くあります。

すぐに泣いてしまう子どもの3つの特徴

・繊細なタイプ

・負けず嫌い

・自己主張が強いタイプ

繊細なタイプ

何気ないひと言で傷ついたりするタイプの子は、少し叱れられただけで(こちらとしては叱ったつもりもないけれど)強く叱られたと思ってしまい、傷ついたり、シクシク泣いたりしてしまう傾向にあります。

こういったタイプの子は、とても敏感&繊細で恐れや不安を抱えやすいため、人一倍気にかけてあげる必要があります。ストレートな言葉よりも、ソフトでふんわりとした温かい言葉や言い方が効果的です。

泣いている時は、何が嫌だったのか?不安要素を聞いてあげながら、気持ちに共感すると安心します。また、抱っこをしてあげたり手を繋いであげたりとスキンシップをとって安心な環境を作ってあげましょう。

負けず嫌い

負けず嫌いなタイプの子は、失敗や負けることを嫌がります。

お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる第二子に多い傾向にあるため、自分の能力よりも高い目標を掲げやすく、納得できるところまでできないと涙を流しやすいです。

ただ、負けず嫌いのタイプの子は目標に向けて貪欲にチャレンジできる精神力の強さも持っているので、うまくいかなかった理由を一緒に考えたり、常に達成できた時のイメージを常に持たせて温かく見守ってあげると良いです。

自己主張が強いタイプ

自己主張が強いタイプの子は、「こう思う」「これがやりたい」「これは好き」「これは嫌い」などの意見がはっきりとしています。そのため、意見が通りやすい傾向にあります。

だからこそ、自分の思い通りにならない場合、悔しさや思い通りにならなかったフラストレーションから収拾がつかないほど大声で長時間泣くことがあります。

そういった自己主張が強いタイプの子には、「悲しかったね」とまずは泣ける気持ちを受け止めてあげます。その上で、ルールがあることや友だちにも意見や気持ちがあることを伝えましょう。

さらにそこから〝どうしたらよかったか?〟と解決策を一緒に考えます。この時〝みんなも楽しめる解決策〟を考えるように促してあげると、自己主張の強さが〝周りのみんなも喜ぶいい方向〟に動いていきます。

まとめ

今回は「すぐに泣いてしまう子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。

泣くことは、成長する上でとても大切な過程。

人前で泣くことができるのは、子どものうちだけです。

たくさん笑って、たくさん怒って、たくさん泣いて

日々そんな表情が見れたら、きっとお子さんはすくすく育っている証拠です。

〝泣く〟という行為はダメなものだと思われがちですが、子どものうちに思いっきり気持ちを主張して表現していく機会を奪わないようにしていきたいものです。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。

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