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イラン大統領選挙

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

過去の経験を踏まえると、イランに関して安全に予測できるのは、予測は当たらないという予測だけである。今回の大統領選挙に関しても、投票率は低いだろう。一回目の投票で過半数を得票する候補者はいないだろう。得票数が上位二人による決選投票は不可避だろう。などなどの多くの予想があった。しかしながら、現実の展開は、そうした予測を、ことごとく覆(くつがえ)した。73.1パーセントという高い投票率に支えられたルーハー二―候補が、過半数の票を獲得して二回目の決選投票を待たずして当選を決めた。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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