【京都市】2025年の巳年にまつわる京の社 美し過ぎる弁財天! パワーをもらったら寄りたいお雑煮の店
2024年(令和6年)もいよいよ残すところ僅かとなってきました。諸物価高騰による家計圧迫もあってか、日本漢字能力検定協会発表の今年の世相をあらわす言葉も金でしたね。さて、2025年(令和7年)は「巳年(みどし)」で、十干十二支では「乙巳(きのとみ)」の年にあたります。「蛇」は、古代から開運や金運をもたらす神の使いとされてきました。
そして、白蛇は弁財天の化身と言われています。多くは白蛇を頭に背負う美しき女像としてあらわされるようです。仏教で如来、菩薩、明王の下に位置する天族に属する弁財天は、日本では、神仏習合によって神格化され、神としても祀られています。
一乗寺にある紅葉の名所としても名高い「金福寺」は、NHKの第一回の大河ドラマ「花の生涯」で大老井伊直弼の女スパイとして描かれ、ヒロインとなった村山たか女隠棲の寺です。安政の大獄への反動から捕らえられ、3日3晩に亘って三条河原町に晒されたたか女を尼僧が救います。
巳年生まれのたか女は、命が助かったのは、蛇のおかげとここに弁天堂を建立したのです。堂の中には、美し過ぎるほどの開運弁財天が祀られ、屋根瓦にも蛇が彫刻されています。2025年は元日から1月15日まで拝観ができるようですので、この際、苦しい時の神仏頼みに行ってみましょうか!
金福寺に来たら寄りたいのが、伝統の「でっち羊かん」や和洋折衷の「絹ごし緑茶てぃらみす」、「白味噌と木の実のケーキ」が大人気の「一乗寺中谷」です。実はこちらは、朝9時から「京雑煮のいろどりごはん」として、店主の中林家に代々受け継がれたレシピで利尻昆布を利かした、こだわりの白味噌雑煮を食べることができます。
毎朝つきたての丸餅が入っていて、毎朝蒸し上げる丹波大納言の小豆を載せた赤飯や胡麻豆腐とともに食べられます。おばんざいの一品には地元一乗寺の野菜が使われているそうですよ。
金福寺(外部リンク)京都市左京区一乗寺才形町20 075-791-1666
一乗寺中谷(外部リンク)京都市左京区一乗寺花ノ木町5 075-781-5504