Yahoo!ニュース

【富田林市】寺内町の悲報?いえ希望!6月2日23番地、23日マメテンカフェ閉店ですが秋に一緒に再登場

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

寺内町は、古地図を見る限り現在と通りが同じで、古い時代の建物が数多く残っていますね。1997(平成9)年10月に重要伝統的建造物群保存地区に指定されたのち、2000年代以降に古い建物をリノベしたお店が増え、週末を中心に賑わっています。

しかし、そんなお店も時代を重ねていくうちに変化が訪れており、閉店したお店や新しく誕生するお店など、他の地域同様に新陳代謝が進んでいます。

寺内町の中でも特に人気の高いふたつのお店、マメテンカフェと23番地にもそんな変化が訪れました。なんと、どちらも6月にいったん閉店するというのです!

閉店と聞けば悲報ですが、店がそのまま消滅するのではありません。秋にふたつのお店がひとつの店となる合併構想があるというのです。

具体的には、マメテンカフェさんが23番地さんのところに移転するのです。とても気になったので、ふたつのお店にお伺いすることにしました。

最初はマメテンカフェさんの方です。入口に貼り紙がありますね。

このように6月23日にいったん閉店し、秋に隣の23番地に移転オープンするとのこと。13年以上続いた人気店の思い切った決断です。

中に入りました。マメテンカフェさんのパンは個人的に好きなのでよく利用します。今回も利用しました。

ライ麦を使ったパンや

クルミのパンなどいろいろありますね。

最後かもしれないので、普段は見ないところも撮影します。まずは天井です。

意外なところにパンと不思議な色合いをした置物を発見しました。

そして、マメテンカフェさんは、パン屋さんではなく本来はカフェであることを忘れてはいけません。奥に座敷があります。

移転することで、こちらのカフェスペースは6月23日までしか利用できません。

大正から昭和を思わせるレトロなカフェです。6月23日までにぜひ再訪して、ゆっくりお茶を飲みたいと思いました。

次はお隣の23番地さんです。マメテンカフェさんが秋に移転してくるお店です。

23番地さんは、6月2日でいったん閉店します。もう次の日曜日までです!

中に入ってみましょう。

23番地さんは内部撮影禁止ですが、今回は特別に許可を頂いて撮影しています。

訪問したのは先週の土曜日でしたが、すでに在庫一斉セールのようになっていました。

いったん閉店はしますが、秋には再オープンするとはいえ、マメテンカフェさんがはいってくるために、23番地さんの売り場面積は以前より狭くなることが予想されます。

つまり、これまで扱っていた商品のうちのいくつかは取り扱わない、もしくは取り扱いの期間が限定される恐れがあるとのこと。

23番地の店主さんも「秋以降については、実際にやってみないと、どのくらいのスペースが残って、どの商品が置けるかわからない」と言っていました。

すでに品薄感は出ていましたので、気になる商品がある人はお急ぎください。

マメテンカフェさんの天井と比べて23番地さんの天井はややモダンですね。

さて、マメテンカフェさんも言っていましたが、23番地さんは閉店を前に、寺内町のアーカイブ資料を展示していると聞きました。

入口から入って左手にアーカイブコーナーがあります。

アーカイブコーナーは、10年位前の寺内町で行われていたイベントなどの資料が見られます。

こちらがアーカイブ資料の数々。

例えばこちらもかつての寺内町イベントの地図ですが、今もあるお店もあればすでに無くなっているお店があります。

一部を拡大しました。ここで画像右上に旧万里春の酒蔵会場とありますが、このころから酒蔵跡をイベントスペースとして利用する動きが始まったような話がありました。そんな万里春酒造は今ではビアホールとして復活したというのですから、歴史を感じますね。

また雑誌で紹介された切り抜きがあります。左上に23番地さんが紹介されています。河内長野の天野酒さんに立ち寄ってから23番地さんに行き、そのあとは同じ寺内町にあるOasiさんに行きましょうというような内容です。

こちらも寺内町のお店を紹介しているものです。当時は初めて富田林寺内町を知って来たという人が多く来た頃とのこと。2010年代は寺内町が非常に熱かったことを物語っています。

また当時は寺内町に次々と新しい店ができた時代だったといいます。途中コロナ禍などもあり、寺内町も状況が大きく変わったことを常連と思われるお客さんとしみじみ語っていたのが印象的でした。

今回の合併もひとつの時代の流れの過程で行われていることですが、撤退ではないというのが本当に幸いです。むしろ人気店がひとつの場所に重なることで今までにはない化学変化があるかもしれない。そうなったら悲報ではなく希望なのかなと思いました。

ということで、6月2日に23番地さんが、6月23日にマメテンカフェさんが閉店し、秋に合併して復活するという情報をお知らせしました。特に23番地さんは次の土日でいったん閉店となるので、気になる方はお急ぎください。そして秋にパワーアップするであろう新しいふたつのお店が戻るのを待つことにしましょう。

手仕事と雑貨23番地とマメテンカフェ

住所:大阪府富田林市富田林町17-43・45

アクセス:近鉄富田林・富田林西口駅から徒歩11分

---------------------------------

奥河内から情報発信のおすすめ記事がLINEに届きます!

奥河内地域に住んでいる人たちに役立つ情報を毎週水曜日の10:00にお届けします。

ぜひご登録ください!

<友だち追加の方法>

■下記URLをクリックして友だち登録してください

https://line.me/R/ti/p/%40oa-okukawachiinfo?oat_source=yahoo_news&amp;oat_medium=article&amp;oat_page=detail_link

※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています

---------------------------------

※記事へのご感想等ございましたら、プロフィール欄にSNSへのリンクがありますのでそちらからお願いします。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事