【北九州市小倉南区】毎朝6時、母原のなかや農園直送野菜がモノレール平和通駅「無人野菜販売所」に現る!
この数日、とっても暑い小倉南区。みなさん熱中症対策、なさっていますか? ついつい冷たいものが食べたくなりますよねぇ。まち探検の後のアイスにハマっている号外NETライターの山茶花です♪
先日、ご紹介させていただいた北九州モノレール平和通駅の「七夕飾り」。
いろとりどりの短冊の飾ってある笹も気になりますが、改札横に新たに気になるスポットを発見しました!!
北九州モノレール平和通駅に無人野菜販売所が登場しています!!
改札横の「地元いちばん」と書かれたのぼりの横に設置されている棚には野菜がズラリと陳列されています。
その正体は「無人野菜販売所」です。
トマトが1パック、300円です。この日(2024年6月25日)は大玉トマトにアスパラ、ピーマン、ナスも200円で販売されていました。
野菜の置いてある棚にはこちらが。「新鮮野菜は毎朝6時に陳列(野菜の生産状況によっては出荷見送り・遅延の場合もあります)」と書いてあります。どうやら、朝6時に陳列された野菜が販売されているようですねぇ。
「ATHLETE(アスリート)」と書いてあるラベルの貼ってあるミニトマト。アスリートと聞いて思い浮かべるのはスポーツ選手? アスリートとはいかに…、気になります。ここにある野菜は小倉南区母原のなかや農園より産地直送されている野菜ということで今回、ご縁をいただいてなかや農園にお伺いさせていただくことができました。
母原にある「なかや農園」へ行ってきました!!
小倉南区母原にあるなかや農園で中矢 秀さん(以下、中矢さん)にお話を伺うことができました。
中矢さんは、北海道のご出身。もともと就職で北九州市に移住され、介護のお仕事をなさっていましたが、しばらく経った頃「農業がしたい!」と転職されたのだそう。
ご自身の農園に母原という場所を選んだのは、まわりの環境が農業に活かしやすい環境だと感じたからなんだとか。目の前のトマトの様子からトマトの気持ちを察知し水分や肥料なども調整されています。雨が降ると土が水分を吸収し、トマトにとってはいい環境ではなくなる、という水分調整の問題からミニトマトはお米を植える前の箱を利用して育てています。
早速、駅で気になったATHLETE(アスリート)についてお伺いしたところ、「アスリート」というのは中矢さんの作るミニトマトの名前でした。「このトマトはトマトにとって、とても過酷な環境で育てているんです。アスリートで例えると厳しい練習や訓練に挑んでいるかのような状態、ということからアスリートトマトと名づけました。」とお教えくださいました。
厳しい環境で育った、ということはトマトのヘタの状態で分かるんだそうです。このようにシュッとした状態のトマトはまさにそうなんだとか。
糖度を測ってみると12.5度です!! 8度以上で高糖度トマトと言われ、10度以上でフルーツトマトと言われます。採れたてのアスリートトマトをいただきましたが、皮はプリっとしていてとにかく甘い。思わずニヤニヤと顔が緩んでしまう程の甘さです。ずーっと食べ続けたくなる美味しさです。
大玉トマトも採れたてをいただきましたが、みずみずしくて美味しい
採れたてピーマンもそのままいただきましたが、一口食べると水分が溢れ出す、噛めば噛むほど旨味を感じられます。
アスパラもすくすく成長していました。
中矢さんにこれからについてお伺いしました。「人にも環境にもいいトマトを作りたい! ということです、そして「現在、このアスリートトマトのようなトマトは北九州市内にはないと思います。これから先、このアスリートトマトを日本代表のトマトにすることが目標です。」とお話しくださいました。これから、トマト界の日本代表を育成される中矢さんはInstagramでも日々発信なさっていますよ。
平和通駅の無人野菜販売所のなかや農園の新鮮な野菜をご賞味されてみてはいかがでしょうか?
■北九州モノレール平和通駅■
所在地:北九州市小倉北区鍛冶町1丁目2
なかや農園のInstagramはこちら