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【八千代市】見どころたっぷり! 来春は絶対行くべき「大和田機場 春の一般公開」開催されました!

うえこみ地域ニュースサイト号外NETライター(八千代市・習志野市)

2024年4月6日(土)、「令和6年度大和田機場 春の一般開放」が開催されました! 当日の早い時間は少し雨も残っていましたが、イベント開催時間には雨も上がってひと安心。

駐車場が無いので徒歩での来場ですが、この日はそこかしこで桜も見頃を迎えており、村上駅から新川沿いの桜をお花見がてら歩いて来られた方も多かったようです。(奥に見えるのは村上橋・なかよし橋)

入口では「独立行政法人水資源機構千葉用水総合管理所」の職員さんがチラシを配布しながら「こんにちは~」の声かけとともに来場者をお迎えしていました。

敷地内入ってすぐの場所にある「さくら広場」。お天気が良ければここで敷物を広げてお花見もできたようなので、来年は晴天のもと、ここでお花見出来たら良いですよね!

さらに進んでいくと職員の皆さんが普段詰めている事務所棟がありました。一般開放の日はここは休憩スペースに。

中では、素敵な大和田機場の絵と綺麗な桜が来場者をおもてなし♪

事務所棟の前では、所長さんも自らパネルを用いて印旛沼やこの大和田機場の機能についてわかりやすく、丁寧に説明してくれていました。

しっかり話を聞きたい人も多く、タイミングによっては職員さんの順番待ち、のような場面もありちょっとした人気コーナーに!

「農林水産省関東農政局印旛沼二期農業水利事業所」のコーナーでは、印旛沼二期事業の事業内容や効果などのお話を聞くことができました。

子ども向けのスタンプラリー台紙もここで配布。台紙は、この1枚でも勉強になるしっかり作られた地図になっています。

事務所棟の先には飲食ブース。大人向けのチャリティーバー「田んぼ」には多くの人が集い、楽しそう♪

こちらは大人も子どもも大好きな「フランクフルト」。手作り感たっぷりの工作がたまりません!

このフランクフルトを担当していたのは「特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会IVUSA」の若者たちです。印旛沼を綺麗にする活動をしています。

チラシにも記載のある「鮎の塩焼き」はとても人気で長い列が。とっても美味しそうでした!

この敷地内に入れるのはもちろんですが、この大和田機場の建屋内に入れるのも基本的にはこの一般解放の日だけ。この日は雨だったこともあり上がれませんでしたが、お天気だったらこの屋上へも上がれるそうです。

機場の内部も見学できるとなれば、行かないわけにはいきません! 2階のパネル展示とポンプ見学へ!

パネル展示室です。こちらは利根川、印旛沼、新川、花見川の土木工事の歴史についての内容で、足を止めて文章を読み込んでいる方も多かったです。

若い人も興味深そうに、見入っていました。

ここはスタンプラリーのポイントでもありました。スタンプラリー、全部集めたら何がもらえたのかな?

こちらからは眼下にポンプの設置状況を見下ろすことができます。職員の方の説明によると、大和田機場には6台のポンプがあり、2台は電動で、4台はガスタービンで動くとの事。

さて、そろそろメインイベントのポンプ試運転の時間です。機場の外に出てみるとすでにたくさんの人が始まるのを見守っていました。まずは全体像を眺めることができる位置でスタンバイ。

ほどなくして時間となり、排水が開始。今回は6台あるポンプのうちガスタービン駆動のポンプ1台が試運転。毎秒15トンの水の勢いは実際にどのような感じなのでしょうか。

最初は小さな波紋だったのがかなり早い勢いであっという間に大きな波紋になり水流となっていく様子に、見ている人から感嘆の声があがりました!

大和田機場にあるポンプ6台をすべて稼働させるとその水量はなんと毎秒120トンという規模で、これは25mプール(深さ1m)が3、4秒で満杯になる水の勢いだそう!

同じ場所でずっと見ているのももったいないので、水流が起きるのを確認したら、機場の近くに移動して、横や上からの迫力のある光景も見ておきましょう!

そしてさらに移動して先ほどの機場の中へ。タービンの回転音を確認すると、飛行機のジェットエンジンのような高い「キーン」という音がしています。

この日の試運転はたった1台のみだったにもかかわらず、タービン音は近くの人との会話もちゃんと聞き取れない程の音量。下に降りている職員さんが、防音扉を開閉することでどれだけ防音できるかを見せてくれました。

大和田機場の周囲は住宅地なので、機場内部の壁面および天井部に、吸音・遮音効果の高い「グラスウール」という素材を張り巡らせる事で防音対策。

これだけ対策しているので再び機場の外へ出ても、タービン音は漏れていませんでした。徹底した防音対策です!

実は筆者はこのイベントは初めての参加で、会場に行ったのが試運転の約30分前。終わってみて、とっても後悔しています・・・時間が足りなさすぎました。すぐ近くの新川のお花見も兼ねてもっと早い時間から来れば良かったと。

試運転だけではなく、ハイライトがそこかしこにある「大和田機場 春の一般開放」。春の絶対に行くべきイベントとなりました。ダムカードに代わって配布されている「水の恵みカード」ももらえましたよ! 来春が今から楽しみ!

◆令和6年度大和田機場 春の一般開放(終了しました)◆

日時:2024年4月6日(土)10:00~15:30

場所:大和田機場(独立行政法人 水資源機構 千葉用水総合管理所)

住所:八千代市村上3139

地域ニュースサイト号外NETライター(八千代市・習志野市)

地域ニュースサイト号外NETの八千代市・習志野市を担当しています。取り柄はたくさん食べられることとフットワークの軽さ。どうぞよろしくお願いします。

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