JR播州赤穂駅から赤穂城跡へ向かう「お城通り」にあるおみやげ店「鈴吉屋（すずきや）」。瀬戸内産のかき、いかなご、小エビ、ちりめんじゃこなどを素材にした佃煮や乾物を手がける「鈴木商店」の直営店です。このたび、ちりめんじゃこを使った新商品を開発。6月10日から始まる、花岳寺通商店街の「土曜夜店」でデビューします。また、イートインスペースも同時オープンします。

「お城通り」唯一のみやげもの店

「鈴吉屋（すずきや）」は、お城通り唯一のみやげもの屋です。
息継ぎ井戸からも程近い、花岳寺通商店街と交わる角にあります。

看板商品は、瀬戸内海産のかきや小エビ、ちりめんを使った佃煮です。
相生にある自社工場で、赤穂の塩やたつのの醤油などを使って、均一に熱が回る特注の鍋で炊き上げたやさしい味が評判です。
甘辛い味だけでなく、コチュジャンがきいたピリ辛味の佃煮など、味のバリエーションも豊富です。
またサイズや形態ももいろいろあり、暑い季節には、常温で持ち運びができる真空パックの商品が人気です。

ちりめんを使った新商品がデビュー

そんな「鈴吉屋」で、今回スタッフが開発した新商品がこちら。
「ちりめんコロッケ」と「ちりめんパリパリ棒」です。

開発のきっかけは、あるスタッフの何気ない一言から。
「愛知に単身赴任してる旦那が、ちりめんじゃこ入りのアイスを食べたらおいしかったんやて」。
代表の近藤尚美さんは「うちはちりめん屋さんやから、ちりめんに特化した商品で、子どもにも食べやすくて、気軽に買えるようなものがあれば」と開発に乗り出しました。

こちら、このたび開発した商品の一つ「ちりめんコロッケ」です。
マッシュしたジャガイモにちりめんが程よく入っています。
ちりめんの塩気とやさしい甘みがあって、子どもでも食べやすい味です。
開発時には、サツマイモ、サツマイモとジャガイモのミックス、タマネギ入りなど、いろいろ試しましたが、ちりめんのおいしさも実感できるこの形に落ち着きました。
大きすぎず小さすぎず、夜店で食べ歩きできるサイズ感にもこだわりました。

「ちりめんパリパリ棒」です。
こちらもベースはマッシュしたポテトにちりめんを入れたもの。
2色あって大葉入りとチーズ入りの春巻です。
チーズは子ども向けで、大葉は大人のおつまみといった感じ。
長細くて食べやすくパリパリっとした食感がおいしい。夜店の商品に持ってこいです。

イートインスペースもオープン

土曜夜店をきっかけにオープンするイートインスペースがこちら。

カウンター席とテーブル席があって、テーブルは可動式なので、来店人数により付けたり離したりが自在です。

シニアや子連れにピッタリの、少し椅子の高さが低いソファ席もあります。
この席なら、ファミリーにも対応できますよね。
「本来は店がオープンした2019年の翌年くらいに整備したかったけど、コロナになってしまったので、少し落ち着いたこのタイミングになりました」と近藤さん。

当面はコーヒー、紅茶などソフトドリンクや、缶ビール、缶チューハイ、日本酒といったアルコールドリンクを中心に、お客さんからの要望があれば、このたび開発した新商品も提供するそう。

夜店時には、いつもはクロウズしている商店街に面した南側のドアから出入りできるようにするそうです。

通常時には、このドアはクロウズし店内からの誘導になるようです。
夜店をきっかけに入店して、新商品をぜひ味わってみては。
そうそう夜店では、イベントでの人気商品「かきの唐揚げ」や「たこの唐揚げ」も販売するそうなので、こちらもご一緒にどうぞ。

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