おいしい!楽しい!そして環境に優しい!話題のサスティナブルな旅をツアー内容から料金まで徹底解説
旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。“サスティナブルな旅”と聞くと、なにやら難しそうで料金もお高いイメージを持っていませんか?8月20日に発売開始となったGREEN JOURNEYツアーは、旅を楽しむことがサスティナブルに繋がるんです。といってもよくわかりませんよね?筆者もわかりませんでした。なのでどういうことなのか、じっくり調べてわかりやすくまとめました。ぜひ、最後まで読んでみてください。
日産自動車会社と株式会社日本旅行が発起人
8月20日、都内で開催された「GREEN JOURNEY発表会」に参加してきました。
今、世界中が力を入れている環境保全。実は旅行・観光産業が世界のCO2排出量の約1割を占めているということはご存知でしたか?また、地方の過疎化が進み、後継者問題から地場産業や伝統文化の衰退という問題もあり、地域の経済・文化へのサスティナビリティな貢献も観光では求められるようになっています。
環境配慮を謳った旅行ツアーは増加傾向にありながら、日本ではまだ一般的ではありません。それはなぜなのか?
サスティナビリティ重視で、旅の楽しさが不足していそう。
そう思っていませんか?すっごくわかります!筆者もサスティナブルな旅と聞いて、なんとなく制約が多そう、ヘルシーだからとご飯がしょぼそうと勝手に思い込んでいました。
そこで観光省及び東北大学が連携し、日産自動車会社(以下、日産)と株式会社日本旅行(以下、日本旅行)が発起人となってGREEN JOURNEY推進委員会を発足。業界の垣根を超えた14の事業が協力して、移動・食・宿泊・体験のすべてが楽しくサスティナブルな旅の販売を開始しました。
第1弾として8月20日(火)から「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」「GREEN JOURNEY伊勢志摩」の2つのツアーを予約販売しています。
環境にやさしく、地域はうれしく、自分たちはとことん楽しい旅
具体的にどんな旅かというと、旅行・観光業界の約1割をしめているCO2の排出は、旅行者の移動によるもの。なので、現地では環境に優しいEVレンタカーを利用し、サスティナブルな活動を行っているホテルに宿泊し、サスティナブルなグルメを堪能し、環境にやさしいアクティビティを楽しむ旅です。
といっても、まだ漠然としていますよね。EVレンタカー、わかる。
サスティナブルな活動をしているホテル、わかる。
サスティナブルなグルメとサスティナブルなアクティビティ、ちょっと想像つかないという人も多い事でしょう。
サスティナブルなグルメ、たとえば「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」では、「あか牛丼」や「あか牛ハンバーグ」、「あか牛ローストビーフ」がサスティナブルなグルメになります。なぜなら、阿蘇で放牧して育てられるあか牛は、成長過程で草原の草を食べることで環境保持に繋がっているからです。
ハンバーグを試食しましたが、肉の旨味がギュッと濃縮されたジューシーなハンバーグでした。
「GREEN JOURNEY伊勢志摩」では低利用魚をおいしく調理した海鮮料理がサスティナブルなグルメ。
今まであまり食べられていなかったアイゴやうつぼを、食べやすいから揚げやフライにしたチップにした見た目も華やかなワンプレートランチ。
アクティビティは海岸のゴミ拾いとか想像していませんでしたか?
「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」では、e-BIKEで阿蘇の噴火口に迫る草原ライド、千年の草原を進む乗馬トレッキングなど。
「GREEN JOURNEY伊勢志摩」は、志摩自然公園でのシーカヤック、TOP画像にあるような志摩グリーンアドベンチャーでのアトラクション、横山展望台での英虞湾観光もサスティナブルなアクティビティになります。
グルメもアクティビティも、こんなサスティナブルなら大歓迎!いくらでも貢献できちゃいますよね。
GREEN JOURNEYが目標としている地域への貢献として、CONNECT PROGRAMという地域と繋がるアクティビティも用意されています。「GREEN JOURNEY伊勢志摩」では、地元漁師さんと一緒に牡蠣の養殖体験ができます。牡蠣の赤ちゃんのお世話をし、自分のネームタグをカゴに取りつけて体験は終了しますが、旅行から戻ってからも牡蠣の成長の様子が動画や写真で漁師さんからLINEで届きます。今、大人気のアザラシ幼稚園の牡蠣版といったところでしょうか。こちらは最終的に食べちゃうのですが。
他にも昭和から続く伝統的なほし芋「きんこ芋」を、きんこ芋工房の方と一緒に作ったりもできます。
※CONNECT PROGRAMの日程や金額、予約方法など詳細は、公式LINEで案内があります。
気になるサスティナブルツアーのプランと費用
そうはいっても、すっごくツアー代金が高かったら二の足踏みますよね。ツアー内容は公式サイトから確認でき、予約も日本旅行の特設サイトから行えます。紙のパンフレットやデジタルパンフレットもあります。
まずは、ツアープランに関して簡単に紹介します。
「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」は関西・九州地方発、「GREEN JOURNEY伊勢志摩」は首都圏・中部・関西発となっています。
ツアープラン料金の一例として、「GREEN JOURNEY熊本阿蘇」は博多~熊本往復JR料金+ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ(ファミリールーム4名で利用・2食付き)+EVカー1泊2日で、おとな1人37,700円。
「GREEN JOURNEY伊勢志摩」は、東京〜近鉄伊勢市往復JR・近鉄料金+都リゾート奥志摩アクアフォレスト(4名1室2食つき)+EVレンタカー1泊2日)で、大人1人45,600円。
上記は人数やホテル、EVレンタカーの種類などで変わります。また、グルメやアクティビティはオプションになります。
通常の旅行と比べても、そんなに変わらないですよね。
しかもGREEN JOURNEYはカーボン・オフセット付き商品。カーボン・オフセットというのは、旅行中排出されるCO2の一部をオフセット(埋め合わせ)することで、東京~伊勢市を電車で移動した場合、移動した距離に対して排出される8.06kgのCO2を埋め合わせできる分、250円を旅行代金にプラスした商品を購入できます。
他に、現地でのEVレンタカー+宿泊だけのプラン、宿泊だけのプランと、旅のスタイルでいろいろ選択肢があります。
GREEN JOURNEYスタンプラリーも開催
さらにGREEN JOURNEY参加者は、豪華な特典が当たるスタンプラリーにも参加できます。
宿泊や食事、アクティビティに参加することでスタンプをゲット。スタンプの数によって特典が当たるキャンペーンに応募できます。
2033年までに利用者数1000万人を目標に!
始まったばかりのGREEN JOURNEY。現在は熊本と伊勢志摩の2エリアですが、今後全国の自治体と提携をすすめ、2033年には208エリア、利用者数は1000万人を目標としています。
サスティナブルな旅と身構えなくても、いつもの旅のように気軽に楽しめて、でも、環境にやさしく、旅先で知り合った人との繋がりが続く旅って、旅の楽しみや満足度もアップする気がしませんか?
これから旅行に出かける人、ぜひ、サスティナブルな旅を検討してみてください。
GREENJOURNEY トライアルキャンペーンも開催中です。
GREEN JOURNEY
公式ホームページ GREEN JOURNEY(外部リンク)
日本旅行特設予約サイト(外部リンク)
推進委員会
賛同企業:日産自動車株式会社・株式会社日本旅行・JRグループ・地球の歩き方・おてつたび・TBWA HAKUHODO・Earth hacks・日本ジオパークネットワーク
提携自治体:熊本県阿蘇市・三重県志摩市
提携団体:東北大学・環境省デコ活
旅先や、そこでしか食べられないおいしいものを紹介しています。良かったらフォローお願いします。また、下のリアクションボタンを押してもらえると励みになります。