【堺市北区】堺の鯉のぼりは単なる筒状じゃないんです!
堺市北区長曽根町にある「堺市産業振興センター」。堺商工会議所のお隣です。色々なイベントも行なわれ、時にはチョコレートアウトレットセールの会場になったりもする施設です。最寄り駅は南海電車の中百舌鳥駅および、大阪メトロ御堂筋線なかもず駅です。
堺市の総合的な中小企業支援拠点として様々な支援メニューでビジネスのサポートを行っています。他にも伝統産業会館運営事業も行っているので、堺の伝統産業の支援のための常設展示があり、ちょっとした博物館のようにもなっています。
2Fの小ホールには堺の伝統産業が展示されています。有名どころの堺の包丁(打刃物)や注染和晒、緞通、鯉幟などです。
「打刃物」コーナーでは、包丁が地鉄から鍛えられて包丁になっていく様子が並んでいます。こういうふうに出来上がっていくのかぁ~、と、なかなか興味深いです。右から地鉄(じてつ)~刃金/鋼(はがね)~となっていき、包丁が出来上がっていきます。
「堺式手織緞通」コーナーは、織機の前に職人さんが座っておられ、実演も見られます(2024年3月撮影)。
「堺五月鯉のぼり」の絵柄はなんと手描きです。堺の鯉のぼりの特徴としては、鯉に金太郎がまたがっていて、鯉の形が単なる筒状ではないのも特徴だそうです。
確かに、本物の魚のようなくびれがあるというか、緩やかにカーブしています。存じ上げなかったので勉強になりました! 実は、2024年3月に行われたチョコレートアウトレットセールを目当てに産業振興センターに訪れたのですが、何の予備知識もなく行き、このような展示物を見られたのが思いのほか楽しかったです。
●堺市産業振興センター●
〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町183番地5