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ほったらかしで毎年生えてくる花!夏の暑さに負けない植物を園芸のプロが解説

みゆきガーデンコーディネーター

暑くてお庭の植物もぐったりしているほどの夏ですね…。
ほったらかしでも夏の暑さに負けない花は、ジニアです。ジニアは別名・百日草。ニチニチソウと同じで、ジニアも開花期間が長いことから「百日草」と名付けられています。実際に、ジニアは夏の花として定番で昔から多くの家庭で愛されています。私も、子どもの頃におばあちゃんちのお庭に咲いていたジニアを見たことを今でも覚えています。そのかわいらしい姿と丈夫さから、ジニアはコスパの良い花として非常におすすめです。
この記事では、夏の花壇におすすめの植物の1つとして、ジニアの魅力についてご紹介します。

ジニアの魅力

暑さに負けないたくましさ

ジニアの魅力はそのたくましさにもあります。ジニアはこぼれ種で増える性質があり、うちで咲いているジニアは3、4年ほど前から種をつないで毎年育てています。花がらをそのままにしておいても構いませんが、花がらをほぐして種をばら撒いておくことで、好きな場所で育てることができます。この方法であれば、たとえ砂利の上であっても発芽するほどたくましいジニアが楽しめます。種をばら撒く時期は、ジニアの花が終わる秋頃が適しています。私は、枯れたジニアを抜くついでに種をばら撒くことが多いです。

品種が豊富

ジニアのもう一つの魅力は、その品種の多さです。草丈が品種によって異なり、小さいものでは15cm程度から、大きいものでは1m程度まで成長します。これにより、さまざまなガーデニングスタイルに合わせて選ぶことができます。また、ジニアは夏から秋の終わりにかけて長く咲き続けるため、夏の花壇にとても重宝します。

育て方が簡単

ジニアの育て方も非常に簡単で、初心者の方にもぴったりです。日当たりの良い場所を選び、水はけの良い土壌を用意すれば、特別な手入れをしなくても元気に育ちます。乾燥にも強く、頻繁に水やりをしなくても大丈夫です。ジニアはその丈夫さから、害虫や病気にも強く、無農薬で育てることができるのも嬉しいポイントです。

切花・仏花としても使える

さらに、ジニアは切り花としても楽しむことができます。長い茎を持つジニアは、花瓶に活けても長持ちし、お部屋の中でもその美しさを楽しむことができます。色とりどりの花を咲かせるジニアは、庭だけでなく、室内のインテリアとしても最適です。また、ジニアは仏花としても用いられることがあり、その長い花期と美しい色彩が重宝します。

まとめ

このように、ジニアは手軽に育てられるだけでなく、その花期の長さや品種の多さ、こぼれ種で増える性質など、さまざまな魅力を持っています。夏から秋にかけての花壇やお庭に、ぜひジニアを植えてみてくださいね。

ジニアの他にも夏の西日にも負けない植物をこちらの動画で解説しています。
ぜひこちらもご覧ください。

ガーデンコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。コツをつかんだら、植物をうまく育てられるようになりました! 手間をかけずにガーデニングを楽しむ【ずぼらガーデニング®️】を提唱しています。 Instagramフォロワー10万人・YouTube3万人のお花の専門家です。

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