【札幌市西区】バラが見たくて「白い恋人パーク」へ コロナ禍明けで、観光客もたくさん来ていました!
札幌市内にはいくつかバラ園があります。各園とも6月下旬くらいから美しいバラが咲き、私たちの目を楽しませてくれます。大通公園西12丁目のバラ園は、近くを通った時に毎年立ち寄るのですが、今回は西区宮の沢にある「白い恋人パーク」のイングリッシュガーデンに行ってみました。
大通公園西12丁目のバラ園
ここのバラ園は、2010年に改修されて今のような形になりました。中央にカナール(水路)を配置し、バラを中心とする沈床式の空間です。約60種類のバラが色とりどりの花を咲かせています。
シンメトリーなサンクンガーデン(一般の道路よりも低い位置に作られる庭園)の中にまとまっており、趣のある「札幌市資料館」と相まってとても心地よい気分にさせてくれます。
北側には、札幌市の姉妹都市でもあるポートランドのあるアメリカで作出されたバラの品種を、南側には同じくミュンヘンのあるドイツで作出されたバラの品種を配置しています。
資料館に相対する東側は、中国瀋陽市との友好提携25周年を記念した友好コーナーです。瀋陽故宮の二柱門の獅子を模した二対の獅子像が配置され、中国産の煉瓦を使用し、落ち着いた雰囲気のあるコーナーとしてまとめられています。そこには、瀋陽市から贈られた玖瑰(まいかい)が可憐な花を咲かせています。
玖瑰とは、北海道の海岸に自生しているハマナスの近縁種。樹勢はやや立ち性、やや小輪で八重咲きの花を咲かせます。中国では、このつぼみを乾燥させたものをお茶として楽しみ、「玖瑰花(メィグィファ)」の名前でよく売られています。
そんな知識を持ってバラを見ると、国際交流や先人の思いも感じながら楽しめますね。
「白い恋人パーク」
「白い恋人」といえば、北海道のお土産の定番のひとつですね。「白い恋人パーク」ではその製造ラインの見学や、オリジナルチョコレートやクッキー作り体験ができたり、白い恋人鉄道や札幌からくり時計塔「グランマイスター」などが楽しめます。
エリア内には有料エリアと無料エリアがあります。詳細は入口にあるガイドマップや公式サイトをご覧ください。
無料エリア2階の「カフェ・バトラーズワーフ」では、軽食やスイーツが楽しめます。
6月下旬からはバラが見ごろに!
中庭は、レンガが敷き詰められたイングリッシュガーデンでクラシックローズが植栽されています。
その数、約200株。バラのほか、季節の花々が咲き誇ります。噴水やガリバーハウスなどを巡っての散策が楽しめます(無料)。
私が伺った日は修学旅行生や外国観光客などとても多くの方々が来ていました。
バラの一部をご紹介すると!
どれも本当に美しい。
学生とコラボメニューも
前述の「カフェ・バトラーズワーフ」では、「北星学園女子中学校」の生徒が考案したメニューも登場しています。
今年の夏のテーマ「花」と「フルーツ」に合わせて、彼女たちが考えた「友だちや家族と食べたい・体験したい写真映えスイーツ」も販売されています。
ちょっと食べてみたいスイーツばかりですね。
札幌市内さまざまな場所で開催される「カルチャーナイト」。今年も7月21日に行われます。「白い恋人パーク」も会場となっていますので、気になる方はこちらにも行ってみてはいかがでしょうか?
<白い恋人パーク>
*住所:札幌市西区宮の沢2-2-11-36
*TEL:総合案内 011-666-1481(10:00~17:00)
*営業時間:10:00~17:00 ※施設によってはオープン時間及びLO時間が異なります)
*定休日:基本的に無休
*詳細は公式ホームページをご確認ください。