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チェ・ジョンの弟が兄と離れ新天地へ 兄の背番号を背負いチーム初勝利の決勝打を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
6回に決勝タイムリーを放ったチェ・ハン(写真:ロッテジャイアンツ)

29日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-NCダイノス(プサン)は0-1でロッテが1点を追う6回裏1死、4番チョン・ジュンウがセンターバックスクリーンへ1号ソロを放ち、1-1の同点とした。

さらにロッテは四球と内野安打で一、二塁とすると、7番チェ・ハンが左中間へヒット。二塁走者が還って2-1とし勝ち越しに成功した。ロッテはこの回さらに1点を追加し、3-1と2点のリードを奪った。

試合はそのままロッテが3-1で勝利。ロッテは開幕から続いた連敗を4で止めて、今季初勝利を挙げた。決勝打のチェ・ハンはこの日2安打を記録した。

チェ・ハンは現役最多の462本塁打を記録する、SSGランダーズの主砲チェ・ジョンの7つ下の弟。二人は昨季まで同じチームに所属していたが、昨オフに弟が2次(現役)ドラフトでロッテに移籍した。弟はロッテで兄と同じ背番号14を背負っている。

チェ・ハンはここ数年、出番がわずかだったが新天地で出場機会を得て、この日が今季2度目の先発出場(7番セカンド)。起用に応えてキム・テヒョン新監督に初白星をもたらす適時打を放った。

映像:KBOハイライト 3月29日 ロッテ-NC(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇3月29日(金)の結果

・トゥサン 2 - 4 KIA(チャムシル)

 勝:イム ギヨン

 敗:アル カンタラ

・キウム 0 - 3 LG(コチョク)

 勝:エンス

 敗:フラード

・ハンファ 3 - 2 KT(テジョン)

 勝:チュ ヒョンサン

 敗:イ サンドン

・サムスン 4 - 6 SSG(テグ)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:コナー

・ロッテ 3 - 1 NC(プサン)

 勝:ウィルカーソン

 敗:イ ジュンホ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「キウム開幕4連敗」

キウムヒーローズがLGツインズに敗れて開幕から4連敗。10球団で唯一、ここまで白星がない。キウムは昨季、最下位の10位だった。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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