【大阪市】ハムやテリーヌも自家製!南森町に登場したお手ごろでハイレベルなビストロ立ち飲み
激戦区・天神橋筋商店に登場した個性が光る立ち飲み!
コロナ収束後、以前にも増して飲食店が続々とオープンしている天神橋筋商店街界隈。商店街の最南端にあたる南森町も飲食店が増えているエリアのひとつ。そんな激戦区に新たに立ち飲みができたので行ってきました。
こちらが2月25日にオープンした「立ち呑み おたか」。実はオープン直後に店主が体調を崩したそうで、フル稼働し始めたのがこの4月に入ってから。
お店があるのは、天神橋筋一丁目のアーケード内。お隣の豚料理が充実する居酒屋の「とん福」も4月にオープンしたばかり。
店内はカウンターメインの立ち飲み。カウンターも広く、フロアのスペースもゆったりとられています。
ゆったり立って15名ほどでしょうか。
店内奥には6名分の座れるテーブル席が用意されています。
こだわりのドリンクがそろう!
ドリンクは、ほとんどが500〜650円。
生ビールはキリンのハートランド600円。スッキリした味わいの好きなビールです。
グラスワインは飲みやすいナチュラルワインで各650円。なみなみと注がれています。かなり厳選したものだそうで、白はスッキリ飲みやすく幅広い料理に合うタイプ。赤ワインも飲みやすく、ほどよいコクが楽しめます。
ちなみに、ボトルワインも多彩に用意されています。
ハズレ無しのどれもがおいしいビストロ料理!
種類が多いとは言えないのですが、日替わりのメニュー表には、そそる料理名が並びます。今回オーダーしたものは、どれもおいしかった。
鯖と燻製チーズのポテサラ500円
なめらかな舌触りのポテトサラダ。口に入れた瞬間にチーズの風味を感じます。フレークよりは大粒な感じのぷつぷつとした食感のサバの風味がアクセントになっていてなんともよいバランスで楽しめます。
本日のお魚カルパッチョ1,000円
この日ははっさくとホタルイカのタルタルとグレのカルパッチョ。玉ねぎ、きゅうりなどを刻んだラビゴットソースがのせらたカルパッチョは心地よい酸味とグレやホタルイカの旨味がまざりあっていくらでも飲めます。
淡路猪豚のテリーヌドカンパーニュ・白いちぢくとトリュフマスタード800円
脂のサシがこまかい猪豚は、力強いおいしさ。
肉厚にカットされているので歯応えもよく、食べていて楽しいテリーヌです。
付け合わせの白いちぢくは甘さの中にちょい酸味。そしてめちゃめちゃ気に入ってしまったのがりんごジャムとトリュフを忍ばせたマスタード。甘いスタートで後半にマスタードの風味にかわります。これだけでビールがたっぷり飲めます。
青森長谷川牧場の自然熟成豚のロース鉄板焼(ハーフ)1,000円
通常の豚はが6ヶ月ほどらしいのですが、長谷川牧場の豚は肥育期間が10ヶ月。シンプルに焼かれた身は旨味が強く、脂が甘いのが特徴です。口に入れた瞬間ジューシーさを感じ、そのあと旨味がドン! やわらかで噛めば噛むほどに旨さを感じます。
付け合わせは、まるズッキーニ。マルドンシーソルトとともに、ソース替わりに用意されているのが金山寺味噌。これがまたよく合っています。
食べた料理のすべてがおいしく、また、ごはん泥棒ではなく、酒泥棒的にグイグイ飲んでしまう付け合わせの数々。また、店主さんがていねいに料理の説明をしてくれるので、おいしさが倍増。飲んで食べていくうちにドンドン楽しくなってくるお店でした。
話をうかがうと店主の谷岡さんは、北新地ビストロなどで長年修業をされていてこちらで独立開業。天満の人気立ち飲み「ラムのラブソング」などの協力を得て準備されたとのことで、おいしいのは当然という感じがしました。
リーズナブルなあてがそろう「立ち呑み 365日 南森町」や名店角打ちの「ミナミカワ」、和食に定評のある「立呑処 えもん」など、飽和状態でもある南森町の立ち飲み。「もう新しいお店が入る余地がないのではないかな」と思っていましたが、大間違い。これまでになかったタイプのお店なので人気店として成長しそうな気がします。
たち呑み おたか
住所/大阪市北区天神橋1-19-16
電話/090-9990-5570
営業時間/17:00〜23:00(L.O22:00)
休日/日曜、水曜※変更になる場合あり
交通/OsakaMetro南森町駅、大阪天満宮駅2番出口から徒歩約5分