【富士宮市】山宮小学校前の畑でカスミソウのような可憐な蕎麦の花の織りなす美しい光景が見られます!
「新そば」の季節は秋なので、そばの花を見られる時期は9月中旬から10月初旬くらいだと思っていました。
昨年も10月初旬にそば畑の記事を公開しましたが、「そば畑の花が満開だよ!」と情報を頂いたので、「えっ?今の時期に?」と半信半疑に昨年と同じ場所を訪れてみました。
場所は県道469号線沿いの山宮小学校前の畑です。
訪れてみると、昨年より少し花の数が少ないような気がしますが、まるでカスミソウのような可憐な蕎麦の花織りなす、緑の大地にうっすらと雪が積もったような美しい光景が広がっていました。
調べてみると、そばの成長はとても早く、種をまいてから、だいたい1ヵ月で花が咲き、その1ヵ月後には収穫時期を迎えるのだそうです。
そのため、場所によっては初夏と秋の年2回、そばの花を見ることができるのだとか。
10~12月に「新そば」として食べられるのは、秋の新そば「秋新」と呼ぶそうです。そして7~9月に食べられる「新そば」は「夏新」と呼び、区別されています。
何故「新そば」=「秋そば」いう認識が強いのかと言うと、「夏そば」は高温と湿気に弱いため冷涼地で栽培されることが多いのに加え、「夏そば」は「秋そば」と比べて質が落ちると言われていましたが、現在は品種改良され「秋そば」と同じように「新そば」として人気があるそうです。
今まで気にして食べたことはなかったのですが、今日から「夏新」か「秋新」かをしっかり味わって食べようと思います。
ちなみに「秋新」は良い香りの風味と深い味わいが、「夏新」は清涼感のある風味が特徴なんだそうです。
秋そばの時には、夏を越して雪がなかった富士山も、今の時期は雪が残っています。
秋とはまた一味違うそば畑の織り成す風景。このそば畑で収穫されるのは「夏新」ですね。
清涼感のある「夏新」は夏の暑い時期にも食べやすいそうです。
そばには沢山の栄養素が含まれているので、暑くて食欲のない時こそ「夏新」を食べて元気をチャージしたいですね。
富士山との共演で心を満たしてくれた可憐なそばの花。次はおいしい「夏新」になってお腹も満たしてくれそうです。
そば畑:県道469号線沿山宮小学校付近