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【全力で頑張るデメリット3選】8割のチカラ加減がいいって本当⁈

はるママ読書家
画像はイメージです。(出典:ちょうどいいイラスト、Canva)

こんにちは、読書家・はるママです。

あなたは今、何か頑張っていることがありますか?

頑張ることは素晴らしいことですよね。頑張っている姿は美しく見えますし、誰かを勇気づけることもあるでしょう。

だけど、「頑張れば、なんとかなる」と考えはじめると、無理がたたるかもしれないので注意が必要です。

私は、頑張ることのデメリットを、武田双雲さんの著書「のびのび生きるヒント」を読んで知りました。正直、この本と出会うまでは「デメリットなんてあるわけない」と思い込んでいたので、目から鱗が落ちましたよ…

この記事では、「全力で頑張るデメリットを3つ」と、「じゃあどうしたらいいの?」ということを、解説しますね。

1.周りへの感謝が減ってしまう

自分の力を10割出し切って全力で頑張ろうとする人は、頼ることが苦手だったりします。

ひとりで突き進んで、成果が出せたら自分だけの手柄

だけど、上手くいかないときには、「私は、こんなに頑張っているのに誰も手伝おうとしない…」「誰も私に感謝してくれない…」と他責的になってしまうことも。

視点が自分本位に固定される傾向があり、周りに感謝する機会が減っていくのです。

私は身に覚えがあります…(汗)。あなたはどうですか?

2.頑張ることをやめられなくなる

スポーツのように短期的に区切りとなる結果が出る世界なら、リフレッシュもできますが、生活にわかりやすい区切りをつけられる人は、多くはいないでしょう。

頑張り続けていると、心身ともに疲れます。だけど、少しでも力を抜いてしまったら、坂道を転げ落ちていくかもしれない…

怖いから頑張り続けて、頑張ることをやめられなくなります。さらに怖いのは、「頑張っていない自分には価値がない」と思い込んでしまうことなんです。

3.力み過ぎて本番で失敗するかも…

全力で頑張ることに意識を向けすぎると、柔軟性を失い、うまくいかない確率が高まってしまいます。

双雲さんの書道教室の生徒さんで、頑張り屋の方がいるそうです。普段なら軽くクリアできる課題にもかかわらず、手が震えて失敗。

話を聞くと、10割の力を出そうとしたら、うまく書けなかったそうです。

「頑張る」のは、あくまでも手段であり目的ではないと認識するのが大切ですね。

8割のチカラ加減で、のびのびと…

がんばり屋の人は、肩の力を抜いたり、余裕を持って対処することに、なぜか罪悪感を抱いてしまいます。しかも、イヤなことほど頑張ってやらなくちゃ…と考えがち。

双雲さんが書道教室の生徒さんを見ていて感じるのは、「10割のがんばりの危うさ」だそうです。著書の中では、このように綴っています。

書の世界で考えると、10割の力を込めるのは筆に対してかかる圧として強すぎます。リズムがうまくとれず、筆の運びに乱れが生じるはずです。
理想的なのは7割、8割の力加減。ゆとりがあると、筆の運びにも余裕が生まれます。

双雲さんは、このゆとりを持った力加減を「のびのび道」と呼んでいます。

「のびのび道」では、残りの2割・3割で、周囲への目配りができるので、がんばりが自分だけのものではなく、自分と周りの人のためのものになるのです。

まとめ

常にゴールを見据える意識を持ちつつ、リラックスしましょう。2割のゆとりで周りへの配慮を忘れないようにすると、楽しみながら成果を出す確率が高まります。

「なんか頑張りすぎてたかも…」と感じた人は、「残りの2割があるから、余裕が生まれる」ということを、ちょっと意識してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

頑張りすぎてしんどくなっていたあなたの気持ちが、少しでも軽くなったのなら幸いです。

【参考文献】「のびのび生きるヒント」
武田双雲・著  青春出版社
この本に出会えたこと、感謝しています。今回解説した他にも、のびのびと成功している双雲さんの、興味深い知見が満載です。気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

読書家

7歳娘と5歳息子の子育ての傍ら、趣味で年間100冊以上の本を読んでいます。今まで、読書によって救われたことが何度もありました。小さな気づきが、人生を大きく変えることってありますよね。私の「読書からの学び」を綴った記事が、あなたのお役に立つのなら、幸いです。この出会いに感謝しています。

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