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まだ間に合う! 「紅葉が美しい中国・四国の温泉地」4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

気温の高い日が続いていたが、全国的に急激に冷え込み、秋と冬が一気にやってきた感がある。いよいよ温泉シーズン到来だ。

今が旬の紅葉を愛でながら温泉で癒やされてはいかがだろう。

中国・四国エリアでは、まだまだ紅葉を楽しむことができるところも多い。そこで、紅葉が美しい中国・四国地方の温泉地を4カ所紹介したい。

長門湯本温泉(山口県)

県内最古の歴史をもつ温泉地。星野リゾートなどが中心となって温泉街の再生プロジェクトが始動し、2020年3月に共同浴場「恩湯」がリニューアルオープン。モダンな施設に生まれ変わったが、ぬるくてやわらかい湯は健在。温泉街の中心にある「紅葉の階段」では、「紅葉ごろ寝BAR」というイベントが開催中で、ごろ寝しながら紅葉を楽しめる(11月26日まで)。

湯原温泉(岡山県)

美作三湯のひとつで、開放的な混浴露天風呂「砂湯」が名物。川沿いの巨大な湯船であるにもかかわらず、足元湧出している大変貴重な露天の共同浴場である。川沿いに10軒ほどの宿が並ぶ。のどかでゆっくりとした時間を堪能できる温泉地だ。砂湯の周辺も紅葉で彩られ、湯につかりながら紅葉狩りを楽しめる。

祖谷温泉(徳島県)

祖谷渓谷の奥地にある秘湯の一軒宿「ホテル祖谷温泉」は、ケーブルカーで170メートル谷底まで下りていく露天風呂が名物。40度以上の傾斜を5分かけて下りていくが、ケーブルカーの中から望む渓谷美はほれぼれするほどの絶景で、紅葉の時期は言うまでもない。渓流に面した露天風呂は、四国では貴重な100%源泉かけ流し。

鷺の湯温泉(島根県)

開湯は8世紀と山陰でも屈指の歴史を誇る温泉地。田園地帯に数軒の宿が佇む小さな温泉地だが、宿や日帰り温泉施設で、かけ流しの湯を堪能できる。隣接している足立美術館は、アメリカの日本庭園の専門誌で10余年あまり日本一の評価を得るなど世界的にも注目を浴びており、その広大な庭園は紅葉の名所でもある。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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