【藤沢市】ありがとうと何度も言わせて。小田急線利用者を支えたパン屋が全店閉店へ
子どもの頃から30年近く通い続けてきた、小田急沿線に多く展開するパン屋さん『HOKUO(北欧)』。2月末で全店閉店というニュースに、衝撃を受けたのは私だけではなかったはず。
今回の記事執筆にあたり『株式会社北欧トーキョー』にも確認をしましたが、全店閉店という悲しい報道は本当でした・・・。
藤沢市内だと、小田急線『湘南台駅』乗り換え通路横に店舗を構える『HOKUO 湘南台店』。早朝から夜まで営業しているので、忙しい日本人にとっては本当にありがたい存在のパン屋さんです。
そんな『HOKUO』が全店閉店というニュースが舞い込んできた昨年末、パン好きとしてはいてもたってもいられずお店へ向かいました。
お店には『HOKUO』の創業当時から変わらない「ソフトフランス(120円)」や大人気の「さくさくメロンパン(170円)」ほか、冬季限定の商品を含め数多くのパンが並んでいました。
この日、私が買って帰ったパンの一部をご紹介しますね。まずは定番の「エピ(195円)」。
3時間じっくり発酵させたフランスパン生地で“麦の穂豚三元豚”のベーコンを包んだ「エピ」。噛めば噛むほど味わい深いハード系パン。
続いても大好きな「オレンジとクリームチーズ(200円)」。
オレンジとハチミツジュレを練り込んだ生地に、デンマーク産のコクのあるクリームチーズがたっぷり。
もちろんパンなのですが、スイーツを食べているような感じも楽しめる逸品。ワインのお供にも最高なので、夜に食べるパンとしても◎。
お酒との相性が抜群といえば、こちらもそう。「ハッシュドポテトクロワッサン(240円)」。
サクサクのクロワッサン生地にベーコンビッツを巻き込み、千切りポテトとチーズをトッピングして香ばしく焼きあげたパン。パリパリッ!ザクザクッ!という食感もポイントです。
最後は期間限定だった「シェラトンカスター(230円)」。
この商品はすでに販売が終了していますが、似たような定番商品として「シェラトンショコラ(210円)」や「ショコラロール(190円)」があります。デニッシュやクロワッサン生地とチョコレートのハーモニーは、いつ食べても鉄板の美味しさですよね。今回は、食べながらなんだかしんみりしちゃいましたけど・・・。
これらの人気パンを販売する『HOKUO』ですが、2022年2月28日をもって39店舗が全店閉店(諸事情により閉店が前後する場合あり)。そのうち10店舗は2022年3月15日付で『ドンク』へ事業譲渡。3月下旬ごろより順次『ドンク』として営業を開始するそうです(株式会社北欧トーキョー広報室様より)。
『HOKUO』のパンを食べることができるのは、あとひと月と少し。「買いに行こうと思ったら閉店してた!涙」なんてことにならないよう、早めに来店して味わい尽くして。
ありがとう『HOKUO』。ありがとう...『HOKUO』。
(2022年2月4日追記)
Thank you very much for your comment.
この記事に関し、たくさんのメッセージやコメントを寄せて下さった皆さま、本当にありがとうございました。そのどれもが、心温まるエピソードや『HOKUO』への応援メッセージでした。残りひと月『HOKUO』がたくさんの笑顔に囲まれますように...。
(2022年3月7日追記)
記事掲載からひと月以上経過するにもかかわらず、コメントやメッセージをお寄せ下さりありがとうございます。どうぞその記憶と思い出を大切に...。
基本情報
店名:HOKUO 湘南台店(2022年2月28日をもって閉店)
住所:藤沢市湘南台2-15
アクセス:小田急線湘南台駅 乗り換え通路横
電話:046-646-6709
駐車場:無し(近隣にコインパーキング有り)
公式 ホームページ(外部リンク)
※詳細は『HOKUO』の公式サイトをご確認ください。
取材協力 株式会社北欧トーキョー 広報室 様
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