【堺市】大反響!大鳥大社の「先が見通せる御守」について色々聞いてみたらそこには大切な想いがあった。
JR阪和線 鳳駅西口から徒歩3分ほどの場所にある和泉の国一宮・大鳥大社さんです。
参拝したこの日も清々しい空気が出迎えてくださいました。
さて今回は、以前記事にさせていただいた「先が見通せる御守」について、大鳥大社の権禰宜(ごんねぎ)・河野さんに色々とお話を伺うことができました。
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透明なアクリルとオーロラに輝く箔の美しさもさることながら、いわゆる”推し活”需要に対応したカラフルな紐の種類も豊富とあって、昨年10月に拝受開始されてから、じわじわと人気を集め、今年の初詣時にはこの御守を求めて大行列となり、あっという間に完売。2月の頭に再販されたものの、こちらも3時間で完売したそう。
現在も入手困難となっている人気ぶりです。ちなみに今後の授与情報は逐一大鳥大社さんのインスタグラムに掲載されていますので、ご確認くださいね。
特に今はインバウンド需要もあって、御守について外国からの問い合わせも多いのだとか。河野さんいわく、この御守がこんなに売れるという先が見通せなかった、と。
嬉しい誤算ということで・・・
ちなみに余談ですが、カラフルな紐の種類について。
こちらは大鳥大社の婦人会のみなさんからのアドバイスなんですって。当初はそこまで紐の色にこだわっていなかったようですが、婦人会のみなさんから紐の色を増やすように言われたそうです。
ここでは婦人会のみなさんの方が先を見通せていたってわけですね!
きっかけはコロナと勝ちみくじ
「先が見通せる御守」を製作するそもそものきっかけは、大鳥大社さんで人気の「勝ちみくじ」からとのこと。
勝負運のご利益がある大鳥大社さんでは先が見通せる透明な”強運”が出る「勝ちみくじ」が人気で、こちらも現在は通年で運試しができます。
この人気の背景はその美しさに加えて、コロナ禍にあって先が見通せない不安な日々の中、まるで明るい光が射しこんでくるかのような、そんな先が見通せそうなこの「勝ちみくじ」が参拝者の心に響いたようです。
しかし「勝ちみくじ」はあくまで”おみくじ”。全員が透明な”強運”を持ち帰ることはできないため、それなら御守だったらみんなが持ち帰ることができるのでは、ということで、「先が見通せる御守」を製作するに至ったのだそう。
御守は「商品」「物販」ではないということ。転売問題について。
そんな大人気の御守ですが、残念なことに最近は高額転売が問題となっています。
もちろん大鳥大社さんもインスタグラムなどで注意喚起を度々呼びかけています。河野さんは「御守を単なる”商品”として認識してるんでしょうねえ」とため息。御守の拝受は”物販ではない”ということや御守の意味について、今後も伝えていきたいとおっしゃっていました。
大鳥大社さんには「先が見通せる御守」や「勝ちみくじ」の他にも、毎月美しい花が描かれた御朱印やいつも美しい境内など魅力がたくさん。これからも定期的に大鳥大社さんの素敵なところをご紹介できればと思います!
大鳥大社
〒593-8328 堺市西区鳳北町1-1-2
開門時間:午前5時30分
閉門時間:午後6時
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