【大阪・十三】隙間が入り口!? 隠れ家感満載のスタイリッシュな立ち飲みの名物は「ヒツジ」と「ソバ」
隠れ家感が半端ない十三の立ち飲み!
「ネットで見つけたんだけと、羊料理が楽しめるおもしろそうなお店が十三にあるよ」と教えてもらったのが今回みなさんを案内したい「スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ」。
お店がある場所は、阪急十三駅西口から徒歩約3分。いわゆるしょんべん横丁を抜けたあたりの遮断機の手前にあります。ますはたこ焼きの赤い提灯の「居酒屋 PuPula」を探しだします。
その横の隙間のような路地が目指す「スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ」へ続くルート。
前に出された看板がなければまずわかりません。
しかも、この路地というか、通路がかなり狭い。気分的には、ユニバーサルスタジオジャパンの「ハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」に乗る直前のような気分…。とまではいいませんが、ちょっとテンションが上がります。
古民家を改装した店内は、階段や調度品などレトロな雰囲気。
14名ほどが利用できるカウンターは、広めに作られ、スタイリッシュ。店内の動線もしっかりとられ、窮屈な感じはありません。
派手さはないけど、酒場好きが納得するドリンクのラインアップ!
アルコールのラインアップは、生ビールがサッポロ黒ラベル480円で、瓶ビールがサッポロラガー(赤星)が580円といういいセレクト。ハイボール380円がカナディアンクラブというのもいいとこついています。
ファーストドリンクは生ビール。
セカンドドリンクは、ハイボールにしました。
看板メニューは羊肉料理!
隠れ家感にすっかり魅了されてしまったのですが、こちらに来た目的は、「羊」。
メニューには、気になるものだらけ。とはいえ全部食べるわけにはいかないので、吟味の上注文しました。
羊肉マトン串(1本)220円
メニューの一番最初に書かれているのがこのマトン串。たいていのお店では、クセが少ない子羊のラムを使うことが多いのですが、こちらではマトンを串焼き。肉々しくほどよい噛み応えで、しっかり旨味があります。臭みもほぼ感じません。まぶされたフライドオニオンもいいアクセント。
羊肉ラムタン串(1本)220円
ラムタンは砂ずり的なコリコリとした食感が特徴。レモンをサッとしぼって食べればビールやハイボールによく合います。
羊とディープキス990円
こちらもラムのタンですが、串焼きとは全く調理法が違います。
低温調理のタンは、しっとりとしていて想像以上にやわらか。ふわふわとした食べ心地が最高です。
添えられた自家製の唐辛子味噌は、旨味がしっかりあり、あとから辛さがやってきて、タンとよく合うし、ビールももすすみます。
ドラゴン青菜炒め660円
シャッキと感を残して炒められた青菜は、フライドオニオンと相性バツグン。ミンチのコクもあり、後からじわじわと辛みが。
毛沢東ラムチョップ1,320円
食べやすくするために切って登場しましたが、こちらはラムチョップ。
もちろん焼く時はかたまりで。
レア気味に焼かれたラムチョップは、やわらかで噛めば噛むほど旨味が口の中に広がります。添えられた青唐辛子も旨味があって食べる味わいが倍増。ジャキジャキとしたフライドオニオンなどの毛沢東もいい仕事しています。
のど越しがよく、食べ応えのある十割蕎麦
十割蕎麦(冷たい)大盛1,100円
そしてもうひとつの名物メニューが蕎麦。 麺はかなりしっかりとしたコシがあり、のど越しもバツグンです。蕎麦風味も感じるとこができました。
つけ汁はしっかりとした濃い味付けで、カツオの香りが印象的。
食べ終わりにはそば湯も用意されます。
ちなみに日本酒も充実。写真の磯自慢 特別本醸造660円など、常時8種ほどそろえています。
立ち飲みのスタンドですが、奥には古民家らしい和室も。羊料理と蕎麦を組み合わせたコース料理が用意されているので、忘年会などにもおすすめ。これまでとは違った宴会が楽しめそうです。
スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ
住所/大阪市淀川区十三本町2-3-20
営業時間/17:00~0:00
【日曜・祝日】14:00~0:00
定休日/月、火曜
席数/カウンターはスタンディング約14名、座敷8席
交通/阪急十三駅西口から徒歩約3分