武蔵小杉で大切な人とのランチ&ディナーに選ぶのはこのお店 季節限定の香箱ガニに舌鼓
武蔵小杉で、おもてなしディナーをというときに、どこに行きますか?
私にはいくつかお勧めがありますが、年代を問わず様々な方に間違いなく喜んでいただけるのはこちらのお店。
サライ通りの入り口、光ビルの1階にある「オステリア・オージオソット」さんです。
隣には、高級食パンの「LA PAN(ラパン )」が入っています。
中原区のグルメ人がこぞってお勧めするお店
こちらのお店は、中原区の知る人ぞ知る名店。 以前記事でご紹介したこちらの会でも、もちろん名前が上がっています。
以前武蔵中原の「千代田鮨」さんもご紹介いただいた、中原区在住のフードアナリストさんは、オージオソットさんが武蔵小杉にオープンしたその日のうちにリピートした、というエピソードを話してくれました。
そのフードアナリストさんがお勧めしていた「香箱ガニ」と「蝦夷鹿のロースト」が食べたくて、久しぶりに私もお邪魔しました!
ランチではお邪魔していたけれど、夜にいくのは本当に久しぶり!
ディナーメニュー
この日、うずらのローストがソールドアウトでした。残念! 蝦夷鹿狙いだったのですが、一緒に行った方が「豚が食べたい」とのことだったので、この日は豚を頼むことにしました♪
いつも脊髄反射で頼んでしまう白子も、彼女が苦手だったので次回に(笑)。
デザートに「KUTOTENさんのシュトレン」があります。地元のお店同士のつながりも素敵ですね。
メニューは季節によって違いますが、価格帯は前菜が1,300円〜2100円、パスタが1,800円〜2,500円、メインが2,700円〜となっています。
近所にこういうお料理が食べられるお店があることが、なによりの価値だと思います。ちょっとしたお祝いや、大切な人をおもてなししたい時のお店として、本当に重宝します。
お目当ての香箱ガニと菜の花のインサラータ
前菜のお目当て「香箱ガニと菜の花のインサラータ」です。
美しい!!
金柑が彩りだけでなく、味にもしっかり関与していて、冬の味覚である香箱ガニの身や外子の濃い味を爽やかに引き立てています。
菜の花のサラダをこういう形でこの時期に食べられるなんて。これだからオージオソットさんの人気が引きもきらないんですよね。まさに口福!
ソムリエもいる
これだけのお料理に合わせるワインは、しっかり選んで飲みたいもの。 このお店にはそんなお客様の強い味方、ソムリエのさおりんがいます。
お酒の選び方はもちろん、飲めないお客さんには乾杯用にミモザ(スパークリングワインとオレンジジュースの比較的アルコール度の低いカクテル)を勧めてくれる気遣いも。
私は乾杯の次は赤かな、と思っていましたが、さおりんが「和牛のタンはさっぱりしているので、こちらのロゼがお勧めですよ」と。
「Acheta(アケータ)=コオロギ」が描かれたラベルがかわいい、こちらのワインはアドリア海に面するプーリア州で2015年に始まったばかりの、カイアッファというオーガニックワイナリーのワインです。
ラベルに昆虫の絵を使うのは、カイアッファが昆虫との共生を行い、オーガニックで安全なワインを作るという精神の現れ。
もともとプーリアのロザート(ロゼ)は定評がありますが、このロザートの品種はギリシャ由来の土着品種で、口に含むと一気に眼前には古代ギリシャ、ローマ時代の光景が広がるような気がします。白ワインのようにスッキリして、赤ワインのような力強さも併せ持ち、なによりどんな料理にも合わせやすいワインという印象。
一角にはセラーもあり、この気軽に覗き込めるセラーの感じも、街の気取らないオステリアという雰囲気でとても好きです。
イカスミのパスタ
さて、ワインに酩酊しているうちに、うっかり頼んだトリッパの写真を撮り損ねてしまったので(すみません 汗)、もうパスタに移りたいと思います。
パスタはイカスミにしました。
実はイカスミのパスタには思い出があり… 小さい頃に住んでいた街に、やっぱりこういう個人経営の素敵な料理店があったんです。
家族のお祝いごとによく利用していたのですが、そこのイカスミパスタは鮮烈なおいしさで、私の幼少期のハレのシーンには必ず登場する逸品でした。
オージオソットさんのイカスミのスパゲティは「失われた時を求めて」の紅茶びたしマドレーヌよろしく、私の身体に幼少期の記憶を呼び戻す香り高さでした。
口に運ぶと、落涙こそしないけれども、幼心が一瞬にして頭をもたげてくるような興奮! お歯黒みたいに口を真っ黒にして妹と笑い合った記憶、そこには今は亡き人たちの面影も浮かんできます。
…などと思い出に浸っているうちに、メインディッシュも来たのさっさと次にいきましょうw
江別黒豚 肩ロースの炭火焼
こっちも取り分け前の写真を撮り損ねました(もー、いらん感傷に浸ってるから 泣)。
前出のフードアナリストさん曰く、「オージオソットさんの肉は、シェフの火入れの加減が素晴らしい」とおっしゃっていたのですが、本当にそうです。
ほんのり桜色の部分を残してこんがりと炭火で炙られた黒豚。 柔らかくて、噛むほどに旨味がギュッと染み出してきて、本当に絶品でした。
さきほどのロザートにぴったりの味。
こちらがシェフのノブさん
これだけの料理を生み出すのは、シェフの山内信生さんです。通称ノブさん。
数々の芸術的な料理を生み出す手腕に脱帽です。
店内の黒板を見上げても、やっぱり文字だけでワインが2、3杯飲めそうなメニューばかり。
以前、サライ通りのもう少し奥にお店があった時に比べると、だいぶ店内も広くなり、ますます、初めての人をご案内しやすくなりました。
一人でも安心のカウンターもありますよ。
今回心を残した蝦夷鹿は来年に
今回食べられなかった蝦夷鹿のローストは、クリスマスにでもリベンジしたいな、と思ったのですが、当然ながらクリスマスはもうご予約がいっぱいだそうです。
心を残してオージオソットさんの公式インスタグラムを眺めました(笑)
冬の味覚は今年中はもう無理かもしれませんが、一年を通じて、旬の素材をノブさんがその時にぴったりの料理に仕立ててくれるので、いつでも安心して、大切な人をお連れしてくださいね。
きっと、大切な人が笑顔になってくれますよ。
オステリア オージオソット
住所:川崎市中原区小杉町3-20-2
電話番号:044-281-0162
営業時間:ランチ=12時〜15時(火曜日はランチ休み)、ディナー=18時〜22時
定休日:月曜日
公式FBページ:https://www.facebook.com/OsteriaOsioSotto/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/osteria_osiosotto/
アクセス:JR/東急東横線武蔵小杉駅から徒歩6分