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【京都市】大胆なハンドペイントの一点ものが揃う京都発ブランド「textiletells」

まーちコーディネーター/ライター(京都市)

こんにちは。まーちです。立冬を過ぎ、急に寒くなりました。今日はファッションの秋におすすめしたい!京都発のブランド「textiletells(テキスタイルテルズ)」をご紹介します。

textiletellsは、1961年に創業し京都で活動するテキスタイルデザイナー集団「デザインハウス風(KAZE)」のオリジナルブランドとして誕生しました。現在は、ギャラリー等での展示販売、大手百貨店でのPOP-UP、そしてtextiletellsオンラインショップにて商品を購入することが出来ます。

12月8日(日)までPOP-UP延長中のアトリエジャパン

アトリエジャパン
アトリエジャパン

実際の商品を見たいと思い、11月17日(日)までtextiletells商品の展示販売が行われているアトリエジャパンへ伺いました。

※好評のため、アトリエジャパンでの展示販売が12月8日(日)まで延長中です。
アトリエジャパンはホテルグランヴィア京都 M3階に2022年秋にオープン。「日本のものづくりを世界に伝える」をコンセプトに京都を中心に日本の工芸品を取り扱っているセレクトショップです。

アトリエジャパン店内
アトリエジャパン店内

textiletellsデザイナー佐野明代さんにも直接お会いし、商品への想いを取材しました。

デザイナーの佐野さんは京都生まれ。
京都市立芸術大学卒業後「デザインハウス風(KAZE)」へ入社。現在は、テキスタイルデザイナーとしてアパレルメーカー向けテキスタイルデザインを多数担当されています。
textiletellsは令和元年から佐野さんが構想を練りはじめ、2021年に「デザインハウス風(KAZE)」のオリジナルブランドとして誕生しました。

(画像提供:textiletells)
(画像提供:textiletells)

以前から「テキスタイルを "キャンバス"に見立て、絵を描くような作品を作りたい」と考えていた佐野さん。
「テキスタイルの面白さを伝えたい」との思いからブランド名を「textiletells(テキスタイルテルズ)」と名付けました。

ALL京都で作る、素材へのこだわり

textiletellsの商品には、耐水性の高いマニラ麻の和糸を編み上げて作る紙布(しふ)という素材が使われています。
雨風に強いこの紙布もMade in Kyotoのもの。京都の工場にあるラッセル編み機で編み上げた紙布は和紙本来の触感が残り、その軽さに驚きます。

マニラ麻を原料とする和糸(画像提供:textiletells)
マニラ麻を原料とする和糸(画像提供:textiletells)

佐野さんは顔料にもこだわり、かねてから取引がある京都の顔料メーカーに依頼。カラーやテクスチャにこだわったtextiletellsオリジナルを顔料を製作しています。

オリジナルの顔料(画像提供:textiletells)
オリジナルの顔料(画像提供:textiletells)

なお、バッグの縫製作業も京都市内にある信頼する工房へ依頼。素材作りから縫製までを ALL京都とすることで、担当者とすぐにコミュニケーションをとることができ「Made in kyoto」の素晴らしいバッグ作りに繋がっています。

紙布に佐野さんがハンドペイントしたもの(画像提供:textiletells)
紙布に佐野さんがハンドペイントしたもの(画像提供:textiletells)

そして、出来上がったバッグや小物に、佐野さん自らがひとつひとつ手作業でペイント。
使用する顔料や箔によってさまざまな質感や凹凸が生まれ、まさに「一点もの」の商品が出来上がります。

textiletellsのバッグ類

では、デザイナー佐野さんのこだわりが詰まったtextiletells商品の一部をご紹介します。

paper drawstring bag(画像提供:textiletells)
paper drawstring bag(画像提供:textiletells)


最初にご紹介するのは「paper drawstring bag」
肩掛けできる長めのストラップがあり、性別や年齢を問わず人気の商品です。バッグ上部をギュッと絞る巾着型が「日本らしい」と海外の方にも人気だそう。
ころんとかわいい巾着型は容量もしっかり入り、使いやすいバッグです。

paper drawstring bag
paper drawstring bag

paper drawstring bagの黒
paper drawstring bagの黒

こちらのシリーズは、黒、白、生成(きなり)の3色で展開。ハンドペイントで使用される顔料のカラーやデザインも商品ごとに異なる点も魅力的です。

paper gamaguchi bag(画像提供:textiletells)
paper gamaguchi bag(画像提供:textiletells)

スマホや小さな財布が入る「paper gamaguchi bag」。こちらも幅広い層に人気で日常使いから旅先でのミニバッグとしても使いやすいサイズ。

cuboid shoulder L (画像提供:textiletells)
cuboid shoulder L (画像提供:textiletells)

新作「cuboid shoulder」シリーズは、金具もショルダーベルト部分もマットな質感にこだわったもの。サイズはSとLの2種類があります。

cuboid shoulder L (画像提供:textiletells)
cuboid shoulder L (画像提供:textiletells)

Lサイズは男性も持ちやすい、PCもすっぽり入る大きめサイズ。

カードケースなどの小物類

card case (画像提供:textiletells)
card case (画像提供:textiletells)

ショルダーストラップがセットになったカードケースやミニ財布などの小物類も製作されています。ハンドペイントの有無でまた商品の印象が変わりますね。

オンラインショップでは、クッションカバー等のファブリックも

cushion cover(画像提供:textiletells)
cushion cover(画像提供:textiletells)

textiletellsオンラインショップでは、人気のバッグや小物以外にクッションカバーなどのファブリック類も用意されています。箔を使ったクッションカバーもとても素敵。クッションカバーはまとめ買いするお客様も多いそうですよ。

※11月17日まで開催中のアトリエジャパンでの展示販売ではファブリック類の取り扱いはありません。textiletellsオンラインショップをご利用ください。

big tote(画像提供:textiletells)
big tote(画像提供:textiletells)

沢山の商品を見せていただき、デザイナー佐野さんのこだわりが詰まったtextiletellsのバッグや小物は、どれもクールで素敵!日本を感じつつ、洋服でも和装でも合わせやすい商品だなと感じました。


取材時に佐野さんは「textiletellsの活動を通してお客様の反応を間近に見れるのが楽しい。『明日この鞄を持つのが楽しみ!』と思っていただけたら、嬉しいです」と語ってくださいました。

なお、今回ご紹介したホテルグランヴィア京都内のアトリエジャパンでの展示は11月17日(日)まで

好評につき、アトリエジャパンでの展示販売は12月8日(日)まで延長となりました。

実際の商品をご覧になりたい方は、この機会に足を運んでみてくださいね。

今後の活動も大注目の京都発ブランド「textiletells(テキスタイルテルズ)」の最新情報は、ぜひ公式Instagramをチェックしてみてください。

textiletells(テキスタイルテルズ)
@textiletells.jp
POP-UPなど最新情報は公式Instagramにてご確認ください。

取材協力・画像提供:textiletells(テキスタイルテルズ)

コーディネーター/ライター(京都市)

京都生まれ。2014年から京都観光サイト運営に携わり京都観光や地域情報発信を始める。10年間の東京生活を経て京都へUターン。現在は京都暮らしを満喫しつつ「京都コーディネーター」として京都観光事業、京都暮らしへのアドバイスなどを行なっています。京都ならではのスポット、グルメ、伝統工芸、アートなど、京都の街の魅力を発信しています。

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