タイガー・ウッズ、退院して帰宅。届いた2つの朗報
タイガー・ウッズから2つの朗報が届いた。
「僕は自宅に戻ったよ」という退院報告をウッズは自身のツイッターで発信した。そのツイートと前後して、ウッズはビジネス上の新たな契約を伝えるプレスリリースも配信。2つの朗報を世界中のファンや関係者に届け、その健在ぶりを伝えてくれた。
ウッズの退院報告のツイートが発信されたのは、3月16日の夜8時(米国時間)、日本は17日の朝9時ごろだった。
「嬉しい報告です。自宅に戻って、引き続き回復に努めます。この数週間、みなさんからもらった素晴らしいサポートや激励にとても感謝しています」
そんな書き出しで始まっているウッズのツイートには、2月23日の交通事故後、緊急搬送されて手術を受けたハーバーUCLAメディカル・センターや転院先のシダーズ・サイナイ・メディカル・センターのドクターやナースへの「サンキュー」も綴られている。
そして締め括りは、こんな一文。
「自宅で回復に努め、1日1日、より強くなっていきます。タイガー」
驚きの事故から1か月も経たないうちに退院し、カリフォルニア州ロサンゼルスからフロリダ州ジュピターの自宅へ戻ることができたことは、驚きの体力、そして驚きのスピード回復と言えそうである。
「さすが、ウッズだ」と思えてきて、とても嬉しくなる朗報だった。
だが、退院して帰宅したという朗報が届く直前に、もう1つ、ウッズは別の朗報をプレスリリースで配信していた。
それは、ビデオゲームの製造販売を手掛ける「2K」と長期的でエクスクルーシブなパートナーシップを組む新たな契約を交わしたという報告だった。
ビデオゲームといえば、ウッズはかつては「EAスポーツ」と契約していたが、ウッズ自身、ビデオゲームのフィールドへのカムバックを喜んでいる様子だ。
「ビデオゲームの世界に戻ることはとても楽しみです。いいパートナーに出会えました」
もちろん、2Kも興奮気味のコメントを発している。
「スポーツ界のレジェンドであるタイガー・ウッズとの契約を発表することを楽しみにしていました。タイガー以上のスポーツ・アイコンは存在しない。交通事故の報には驚かされましたが、スムーズで完全なる回復を祈っています」
ウッズはビデオゲームの中で登場するだけではなく、同社のエグゼクティブ・ディレクターとして、さらにはコンサルタントとしても貢献する予定だそうだ。
そんなビジネス上の新契約の発表声明を病院から配信し、その直後にアメリカ大陸を横断して帰宅し、その報告を自身の肉声としてツイッターで発信。
そうやって2段構えでファンへの朗報をサプライズで届けるあたり、「さすが、タイガー・ウッズ」と思わずにはいられない。