浦和レッズが総力戦で挑んだ柏戦で完封勝利を飾る
明治安田生命J1リーグ第19節、浦和レッズは敵地に乗り込んでの柏レイソル戦となった。前節、湘南ベルマーレに逆転負けを喫して、連敗は避けたい一戦。浦和レッズはその湘南戦から中2日の試合ということもあり、湘南戦から9人のスターティングメンバーを替えて挑んだ。
序盤はお互い決定的なチャンスを作れず膠着状態に。浦和の初シュートは27分。FW興梠慎三が前線で起点を作り、落としたボールを汰木康也がシュートを打つも枠の外へ。ここから徐々に浦和が柏のゴールに迫る回数が増えるが、ゴールを割ることは出来ず、前半は0-0で終了した。
後半も開始早々の50分にFW興梠慎三がうまく裏に抜け出してシュートを放つも、シュートは枠外へ。ゴールを狙う浦和は、59分に、FWキャスパー・ユンカー、MF小泉佳穂と前線の2人を投入。すると、いきなり試合が動く。63分、MF関根貴大が落としたボールをDF宇賀神友弥がミドルシュートを決めて浦和レッズが先制した。
宇賀神選手は「自分自身もリーグ戦ではなかなかチャンスがない中で巡ってきたチャンスで、チームとしても個人としても結果を残すことが出来たのは自信にもなる」と、久しぶりのリーグ戦出場で、結果を残したことにほっとした表情を見せていた。
さらに80分、コーナーキックからMF柴戸海が左足を振りぬいてゴールを決めて、浦和レッズが追加点。2-0とした。試合はこのまま終了して、浦和レッズが完封勝利した。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合では、前節とだいぶ人が変わってプレーをしましたが、その中でも全員が良いプレーをし続けたのはポジティブなことだと思います。今後、リーグ戦だけではなくて、ルヴァン、天皇杯があり、それが12月まで続くので、このようにチームとして全員で戦っていく、そして出た選手がしっかりとパフォーマンスを出せるということは大事なことだと思います。なので今日の試合は非常に良かったと思います」とメンバーを9人変えて成果を残すことが出来た試合を振り返った。