整理収納アドバイザーむらさき すいこです。毎日の家事を少しでも時短したいと思っている人はいませんか？今回は、片付けのプロである筆者が取り入れている、「揃えることで暮らしが快適になるもの」を３つご紹介します。

１．箸

食事のたびに、神経衰弱ゲームのように箸を探すプチストレスを感じていませんか？箸を揃えれば片方を探す必要がなく、ただ2本取り出すだけですぐに使えるため「物を探す時間」が減ります。家族全員で使う箸が混ざってしまうストレスが減ることが、箸を揃える最大のメリット。忙しい朝や夕食時の時間短縮にもつながります。箸と同様に、菜箸も揃えることで家事の効率化を図ることができます。長さや柄の違う菜箸だと、片方の菜箸を探すのに手間がかかりますが、同じ種類の菜箸で揃えると、使いやすさのみならず管理の手間を省くことができます。また、箸を揃えると見た目にも美しく、整理整頓されたキッチンは料理のモチベーションアップにもつながります。

２．食器

多種多様な食器が所狭しと食器棚に収納されていませんか？筆者宅では、毎日使う食器は家族分の枚数(4枚)に厳選して揃えています。和洋中どんな料理にも合うシンプルな食器に揃えることで、忙しい日には何も考えずに食事の盛り付けができて時短家事に繋がっています。筆者はiittala(イッタラ)のティーマをサイズ別で4枚ずつ揃えています。大変シンプルな食器ですが、「耐久性に優れていること、食洗機で洗えること、割れたら買い足しやすいこと」という条件を満たす優れもの。そして、同じ食器に揃えると、美しくスタッキングすることができて時短家事だけではなく、見た目にもスッキリとした収納になります。

３．タオル

筆者は、タオルはミニバスタオル6枚、フェイスタオル8枚を同じ種類で揃えています。キッチン用、洗面用、スポーツ用、などと用途ごとに種類を分けずに、同じタオルを使用。そうすることで、長さや幅が違うタオルを畳むストレスが無く、サッと早く畳むことができて時短家事に。更には、使用頻度にバラつきがなくなり、買い替えるタイミングも揃えることができます。また、タオルの色や柄を統一すると、空間のゴチャつきがなくなり、洗練された空間演出ができるという効果も。

人は一日に最大3万5千回もの選択をしている(ケンブリッジ大学の研究による）といわれています。家事や仕事に追われる毎日。忙しい人ほど、暮らしがラクになるモノは揃え、些細な選択を減らして時短家事を叶えてみませんか？