台風17号は関東沖を北上へ、台風18号の進路は定まらず
ダブル台風の進路は?
気象庁からダブル台風(17号と18号)の最新の予報円が発表されました。
台風17号は、きょう30日(月)午前9時現在、小笠原諸島父島の近海を北へ進んでいて、今後はやや発達しながら北上し、あす1日(火)午後、関東沖を速度を上げながら北上する見込みです。関東からすれば、遠からず近からずというような場所を北上する見込みですが、台風のスケールがあまり大きくないため、今のところ、大きな影響は受けないと思われます。
一方、台風18号は、きょう30日(月)午前9時現在、台湾の南海上にあって、大型で非常に強い勢力に発達しています。そしてこの台風18号の進路はなかなか定まりません。これまでは台湾の東側を北上する予想でしたが、予報円が新しくなるごとに西寄りに進む傾向に変わっていて、最新の予報円では、3日(木)頃に、台湾をほぼ通過するように北上し、4日(金)から5日(土)は、衰弱しながら東シナ海をゆっくり北上する予想となっています。
台風18号のこれまでと違ってきた点は、西寄りに進んでいるため、北上してくるタイミングが遅くなってきていること、台湾をまともに通過するため、勢力がかなり弱まること、さらに週末に朝鮮半島に向かう計算が多かったものが、太平洋高気圧に行く手を抑えられて、東シナ海で動きが遅くなるような計算が多くなってきたことなどが挙げられます。今後も台風18号の予報円は大きく変わる可能性がありますので、最新情報にご注意ください。
台風17号はあす1日(火)帰宅時間に関東へ最も近づく
台風17号に関しては、上図のように、あす1日(火)午後7時頃に関東の東海上を北上する見込みで、ちょうど帰宅時間に最も近づくことになるでしょう。台風の中心付近には暴風を伴った荒天域がまとまっています。ただ先述した通り、あまりこの荒天域が広くないことや台風は遠からず近からずというような場所を北上するため、今のところ、関東平野部へ荒天域がかかる予想はほとんどありません。
とはいえ、千葉県や茨城県の沿岸部では、一部で雨や風の強まることはありそうで、また台風が通り過ぎるまでは、念のため、他の地方でも最新情報にご注意ください。