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【京都市伏見区】創業45年、昭和〜平成を駆け抜けた竹田駅前純喫茶「エリーゼ」が2月9日をもって閉店。

まえちん地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

近鉄京都線・地下鉄烏丸線竹田駅の東口駅前にひっそり佇む「喫茶エリーゼ」さん。少し古びた、でもなんだか懐かしい雰囲気の建物。レトロな感じのCOFFEEの文字。

お店を始めたのは45年前だそうです。今ある竹田駅は1987年にこの場所に移転してきており(以前は350メートル南にあった)、地下鉄烏丸線が竹田駅まで延伸してきたのも1988年。

ということは竹田駅前にエリーゼがあるんじゃない。エリーゼの前に竹田駅がやってきたのだ! ということになりますね、ここ間違えちゃいけません。いやはや興味深いこの地域ならではの歴史...。

なんとも落ち着く店内です。タバコのヤニで黄ばんだ壁からも長い歴史を感じずにはいられません。前置きが長くなってしまいましたが喫茶エリーゼさん、2022年2月9日(水)を最後に閉店という選択をされたのでした。

訪問時に驚いたのが奥の座席。麻雀のテーブルゲームがあるではないか!! 筆者も昭和生まれではありますが実物は初めて見たかもしれない...。何だか昭和にタイムスリップしたような感覚になります。休日になるとここへモーニングを食べにやってきて麻雀ゲームを楽しむお父さんの姿が目に浮かぶような...。ゲーム機としては残念ながら既に故障しているようですがテーブルとしては最後の最後まで役目を果たしていたのでした。

THE・喫茶店のカレーをいただき(味噌汁つき・ソース添え)

サイフォンで淹れられたコーヒーをいただき、オーナーさんと少しだけ会話も楽しんでお店を後にしました。

閉店の理由は建物の老朽化や新型コロナウイルスの影響も少なからずあったりと様々あるそうです。窓の外を眺めながらボーっとしたり、オーナーさんとなんでもない会話を楽しめる町の一角の小さな喫茶店がなくなるというのは本当に寂しいものですね。

ピラフも食べたかったし、ミルクセーキも飲みたかった。この地で街の移り変わりを見守ってきた喫茶エリーゼとエリーゼのオーナーさん、お疲れ様でした!

喫茶エリーゼ 2022年2月9日 閉店

住所:京都市伏見区竹田桶ノ井町18-75

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

伏見で育ち伏見で働き 結婚・出産を経て再び伏見に舞い戻り伏見区限定のライターを始めた伏見大好き主婦。伏見をえこひいきしながら様々なニュースをお届けします。

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