使いにくいとわかっている手帳型iPhoneケースをあえて愛用している理由とは
iPhoneに装着するケース、みなさんはどのようなタイプのケースを愛用していますか?
iPhoneのフォルムを極力邪魔しないような薄型ケース。フレームだけを守るバンパー型。落下やスクラッチから絶対に守る強固なもの。
様々ありますが、唯一「手帳型」だけは絶対に使わないと思っていました。
「すぐに使える」というケータイの機動性が損なわれて、使うためにわざわざカバーを開けなければならない。そんな手間をかける理由がないと思ったのです。
他にも、「かさばってしまってポケットに入れづらい」「ぶらぶらしたカバーがカメラに被って邪魔をする」など、良いことなんてひとつもないと考えていました。
そんな私が、いまは手帳型のケースを愛用中なのには理由があります。
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iPhoneを使うのが面倒になる
私が手帳型のiPhoneを利用する大きな理由は、iPhoneを不便にするためです。
iPhoneを使いづらくして、「面倒だ」と思わせるためです。
自分の悪習慣として、特に理由もないのにiPhoneを触ってしまうクセがありました。
みなさんも、少なからず身に覚えがあると思います。
手持ち無沙汰になると、とりあえず、なんとなく、iPhoneを持ち上げる。そしてホーム画面を見て、「なにを使おうかな」と探し始めてしまう。
本来は「これが使いたい」と目的をもってアプリを立ち上げるはずなのに、意味も目的もなく、ただ漫然と暇を潰すためにiPhoneを使ってしまう。
無駄に時間を費やしてしまう。そんな悪習慣を断ち切りたいと思い、至った結論が「iPhoneが便利すぎるからいけない。もっと不便にすればいいのだ」というものでした。
とある記事で読みました。「悪い習慣を減らしたいなら、その習慣にかかる手間を20秒増やせばよい」と。
それを具体的に実践するために、まずは形から入ることにしたのでした。
ちなみにケース以外にも「生体認証によるロック解除をオフにして、複雑なパスコードの手入力を必須にする」といった手間も追加しています。
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支払い関係をひとつにまとめる
現金を持たなくなって数年が経ちます。日常で発生する支払いの95%以上がApple Pay・PayPay・Suicaのいずれかで事足ります。
なので、iPhoneさえあれば支払いに困ることはありません。が、たまに現金やクレジットカードが必要になるケースがあります。
ただ、そのためだけに小銭入れや財布を持ち歩くのも、荷物が増えてしまって嫌でした。
手帳型ケースなら、クレジットカードやキャッシュカードをスマホと一緒に携帯できます。また、緊急用の現金として、お札を数枚しまっておくこともできます。
これで「iPhoneだけ持っていれば、どんな支払にも困らない」という環境が完成しました。
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領収書をためておける
支払いに関してももう一つ。個人事業主として活動しているため、日々の支払いの中にも経費になるものが多数あり、頻繁に領収書を受け取ります。
受け取った領収書は家に持ち帰って月別にまとめているのですが、持ち帰るまでに一時的に保管しておく場所が必要です。
財布を持たなくなって、レシートや領収書のたくわえ場所に困っていたのですが、これも手帳型ケースにすることで解決しました。
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まとめ
不便だ使いにくいだと敬遠していましたが、いざ使ってみると意外と便利で驚いています。
確かに、使いにくくなった場面もありますが、それ以上にメリットを感じるケースのほうが多いですね。食わず嫌いは良くないなと感じた、今日このごろでした。