戦国時代から江戸時代にかけて活躍した土佐藩藩主・山内一豊には、父の時代からお家に仕える五藤吉兵衛という武士がいたそう。その五藤家一族にゆかりがある武家屋敷が丸ノ内緑地の前にあるのをご存知でしょうか？

隣にはコンビニの「セブンイレブン高知城前店」、反対隣にはコインパーキング。現代の町並みの中に、まるでそこだけが時が止まったかのような、趣きある屋敷があります。こちらが旧五藤家と呼ばれる武家屋敷です。

この屋敷を改修して営んでいるのが「豆腐と湯葉 土佐文化の店 大名」。その名の通り豆腐や湯葉を使った料理を楽しむことができ、お祝いごとなどでも利用される格式あるお店です。

その佇まいからお値段がものすごく高そうと敬遠されるかもしれませんが、金曜日のみ振る舞われる十割蕎麦ランチには1,000円（税込）程度で食べられるメニューもあります。

そんな「豆腐と湯葉 土佐文化の店 大名」が今年2024年12月22日閉店することになったそうです。

ホームページやお店に貼られている張り紙によると、来年度末で旧五藤家での営業に関する契約が切れるそう。閉店は残念ですが、こちらには移転という形で営業を再開できるよう準備していくとも書かれています。

移転という形で営業が続くのはもちろん嬉しいですが、この旧五藤家での営業が年末に終わるというのはやっぱり残念。閉店までまだ少し時間がありますので、皆さん足を運んでみてくださいね。