シリーズとしては珍しい“焼うどん”を再現?「やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味」をレビュー
「やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味」を食べてみました。(2024年9月9日発売・東洋水産)
この商品は、北海道の食材である利尻昆布の旨味を利かせた“焼うどん”をカップ麺に再現したもので、醤油をベースに昆布の出汁を利かせたことによって定番とも言える味付けに仕上げ、そこにもっちりとした弾力とコシを兼ね備えた“うどん”が絶妙にマッチした風味豊かな一杯、“やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味”となっております。
では、今回の“やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味”がどれほど醤油をベースに利尻昆布出汁の旨味を利かせた安定感のある味付けとなっているのか?具材に使用されたキャベツや七味唐辛子、ラードを使用した油で揚げた弾力のある“うどん”との相性やバランスなどじっくりと確認していきたいと思います。
まず1食(112g)当たり468kcal。
食塩相当量は6.3gです。
次に原材料を見てみると、醤油をベースに利尻昆布出汁の旨味を合わせ、他にもチキンエキスや野菜の旨味をプラス、さらに別添されている“ふりかけ”に含まれる七味唐辛子を加えることでちょっとしたアクセントが引き立ち、“利尻昆布だし醤油味”といったイメージ通り最後まで飽きの来ない出汁感のある味わいを想像させる材料が並びます。
フタを開けてみると、ご覧の通り液体ソース、かやく、特製カップスープ・“ふりかけ”が一緒になった4種類の調味料などが入っています。
では、“かやく”を加えて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:560ml)
その後しっかりと湯切りをして、液体ソースを加えてよくかき混ぜ、“ふりかけ”を加えたところがこちら。(特製カップスープは予めマグカップに粉末を入れておき、湯切りするお湯で作ります。)
先ほどまでの麺やキャベツがふっくらとした仕上がりとなり、醤油をベースに利尻昆布出汁の旨味を利かせ、チキンエキスやラードがコクを引き立てる味付けがしっかりと馴染み、王道とも言える“焼うどん”らしい風味豊かな一杯…といった印象の出来上がりです。
麺は、もっちりとした太めの“うどん”が採用されていて、麺量も90gのレギュラーサイズではありますが、思いのほか食べ応えに関して申し分のない仕様となっており、芳醇とも言える醤油の風味が後味良く抜けていきます。
トッピングには、ほどよいサイズのキャベツのみとなっていて、茹で野菜程度のシャキシャキとした食感が印象的で、今回の一杯にちょうど良い彩り・食感としてのアクセントがプラスされているようです。
味付けは、醤油をベースに利尻昆布出汁の旨味を利かせたことで安定感のある仕上がりなんですが、もっちりとした“うどん”と馴染むことで若干味が薄く感じられ、あくまで定番の“焼うどん”を再現したテイストとなっています。
ということで今回“やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味”を食べてみて、醤油をベースに利尻昆布出汁の旨味を利かせた香ばしい味付けに仕上げ、“ふりかけ”に含まれる七味唐辛子がちょっとしたアクセントとなっていたものの、若干中途半端な印象のフレーバーで、そこにラードを使用した油で揚げた弾力のある太めの“うどん”がしっかりと食欲を満たす定番とも言える一杯となっていました。
やはり昆布の出汁を利かせた醤油ベースの味付けは安定感もあって申し分ありませんね。ただ、今回は全体的に落ち着いた雰囲気で突出した特徴もありませんでしたから、賛否ありそうな感じは否めなく、味噌スープも微妙な味でしたので、今後の商品展開に期待したいところではないでしょうか?
詳しくはこちらの記事もご覧ください。(外部サイト)
「やきうどん弁当 利尻昆布だし醤油味」醤油をベースに利尻昆布の旨味を利かせた定番の一杯|きょうも食べてみました。