【京都市下京区】紅葉めぐりの後は燃えよ剣で注目の花街を散策 新選組推しの誠の湯での~んびり 湯の宿も
2021年10月15日に全国公開された映画「燃えよ剣」は原田眞人監督・脚本で、主演の土方歳三を岡田准一、近藤勇を鈴木亮平、沖田総司を山田涼介、芹沢鴨を伊藤英明、土方の想い人であるお雪を柴咲コウが演じて話題となっていますね。
さて、かつて土方ら新選組隊士も足蹴く通い、日本最古の花街として上七軒や祇園と肩を並べて隆盛を誇った島原も、大政奉還の年でもある慶応三年(1867年)に建て替えられ、現存する京都市の登録有形文化財・島原の大門を入ると、現在は住宅街が広がっています。
輪違屋は、上戸彩さん主演のドラマ「女たちの新選組」(2007年)でも、藤野涼子さんや松井玲奈さんがヒロインを演じた映画「輪違屋糸里~京女たちの幕末」(2018年)でも舞台となった、江戸時代元禄元年創業の現存する桶屋です。いずれも浅田次郎さんの小説「輪違屋糸里」が原作となっています。幕府公認の島原の舞太夫は、知識、品格、遊芸とすべてにおいて極上で、大名や公家たちの相手を務めた芸妓の最高位だったと言われています。
角屋は日本に唯一現存する揚屋建築の遺構として重要文化財にも指定され、現在は「角屋もてなしの文化美術館」として春と秋に公開されています。幕末には西郷隆盛・久坂玄瑞などの勤王の志士たちが会合を行い、一方で、彼等を追う立場の新選組が集った場所でもありました。新選組の初代筆頭局長芹沢鴨は、この角屋での宴会の夜、屯所の八木邸で暗殺されています。刺客の中には、土方歳三や沖田総司らもいたと言われています。
島原大門を入ってすぐの「誠の湯」は、昭和十年に焼失した揚屋・松本楼の跡地に、ご子息がその伝統を受け継ぐ湯の宿・松栄の浴場施設ですが、外湯としても開放されていて、現在は、旅館のおもてなしの心の行き届いたスーパー銭湯としても人気です。
富士山溶岩風呂で、遠赤外線効果のあるお風呂を堪能した後には、館内レストラン・花車で、旅館の板前さんが手掛ける懐石弁当やランチがリーズナブルに食せるほか、夜は本格懐石料理などもゆっくりと楽しみながらくつろげます。
湯の宿 松栄では、2021年12月31日まで、京都府民限定でとってもお得な「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」のクーポンも使えます。紅葉巡りの後に帰ってきたら、島原の大門をくぐれば今でも三味と太鼓の音が聞こえてきそうな、歴史ロマンあふれる島原を散策し、おもてなしの湯でほっこりなんてのはいかがですか!
湯の宿 松栄(外部リンク) 京都市下京区西新屋敷上之町128 075(351)4084