やっていたら今すぐやめて!りんごは袋に入れないで【青果物のプロ】農業女子歴15年が伝授
いよいよ、りんごの旬のシーズンがやってきました。一年中、スーパーの棚には置いてあるので、いつが旬なのか?知らない方も多いかと思いますが、りんごは秋から冬が旬です。ほかのシーズンは、冬に収穫したものを貯蔵して販売しているということになります。それでも非常においしいりんごが出回っているのは、それだけ保存技術が発達し、いつまでも新鮮で瑞々しいものが提供できる環境が整っているということなのです。
袋売りされていることが多いので!
りんごは、好きな個数を選んで購入するタイプと、袋売りで何個か入りでいくら、となっている場合とあり、袋に入っているからそのまま保存するのがいいと思われてしまうことが多いです。購入したりんごは、袋から出して裸の状態で保存してください。水分の蒸発を考えると多少上部に新聞紙などをしておくのはおすすめです。しかし、ビニール袋など密閉されるようなものには入れないほうがいいです。
りんごは常に呼吸しています
収穫したあとも、りんごは呼吸しているので他のりんごと一緒に袋に入っていると、どんどんりんごから出るエチレンガスで追熟が進んでしまいます。ようするに早く食感がフカフカになってしまうので、パリパリの状態で食べたいのであるならば、袋から出して保存しておいてください。逆に言うと、これを利用して硬いキウイフルーツを柔らかくする方法として、りんごと一緒に袋に保存することがよくあります。目的によって使い分けてください。おいしい旬のシーズンをたっぷりとお楽しみください。
※この記事には個人の見解を含みます。
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