食べていいの?NGなの?ベタベタ「りんご」ってどうなの?【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授
いよいよ、りんごが美味しい季節になりました。スーパーでは一年中見かける果物ですが、本来の旬は秋から冬にかけてです。それ以外の時期に出回っているものは、今の時期に収穫されたものを貯蔵しながら販売しています。それでも一年中おいしいりんごが手に入るのは、保存技術の進歩のおかげで、新鮮さとみずみずしさが長く保たれるようになったからなのです。
売場にはたくさんの品種があります
スーパーなどの売り場には、たくさんの品種が販売されています。そして、手に取ったとき、りんごの皮がべたついているときありますよね!「ワックスが塗られているのかな?」や「農薬が残っているのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。その「なんだか皮がべたべたする」と感じた原因はワックスや農薬ではないのです。品種によってベタベタ感が違うのです。ベタベタになる品種と、ほぼならない品種があります。
ベタベタは熟してるサイン
りんごの皮が「べたつく」のは、品種によってぜんぜん違います。りんごが完熟する過程で分泌される天然の脂肪酸が関係しています。りんごにはオレイン酸やリノール酸などの脂肪酸が含まれており、完熟するにつれてその量が増加します。その結果、皮に含まれるロウ成分が溶け出し、表面がべたついて感じられることがあるのです。そのため、りんごがしっかりと熟しているサインとも言えるのです。かたいリンゴが好きな方は、べたつくりんごは選ばな方がいいかもしれません。
※この記事には個人の見解を含みます。
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今が旬のりんごの過去記事は やっていたら今すぐやめて!りんごは袋に入れないで【青果物のプロ】農業女子歴15年が伝授