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「ボンヤリ収納」はもう卒業!決まらない「モノの定位置」は、こうやって決めよう!

むらさきすいこ整理収納アドバイザー

私は、数多くのお客様のお宅へ訪問整理収納サポートへ伺っていますが、
「引っ越した時にモノを詰め込んだまま」
「特に理由はなく、どこに置けばいいかわからないから、とりあえず納戸に置いている」

というように、モノの定位置が決まっていないケースをよくお見かけします。
理由なく、なんとなくモノを置いている「ボンヤリ収納」になっているご家庭が大変多いです。

例えば、「紙袋」。
紙袋を、納戸や廊下の収納、押し入れなどにまとめて置いているというケースが多いようです。

筆者の場合、紙袋は「ファイルボックスに入るだけ」と適正量を決めてキッチンに収納しています。

筆者宅では紙袋はキッチンに収納している
筆者宅では紙袋はキッチンに収納している

なぜキッチンに収納しているのかというと、紙袋を分別ゴミ(紙ゴミ)を捨てる際のゴミ袋に使うことが多いからです。ゴミ箱の隣に紙袋を置いてゴミを分別しているので、そのすぐ近くに紙袋の収納場所を設けているわけです。

一方で、出かける時に紙袋を使うことが多いという場合には、クローゼットに収納するのが便利。

コーディネートと言うと大げさになりますが、バッグや洋服とチグハグにならない最適なデザインのものを選ぶことができます。

また、子どもが小学生くらいになると放課後にお友達の家にお邪魔する機会も増えてきますよね。

そのような場合には、ちょっとした子どものお持たせ用に、お菓子の近くに紙袋をスタンバイさせておくと便利。

紙袋はほんの一例ですが、このように「モノの定位置が決まっていない」「どうやって定位置を決めればいいかわからない」「やたらと遠くまでモノを取りに行っている」という場合には、ぜひ「いつ・どこで・だれが・どんなふうに使うか」を考えて、定位置を決めてみてください。

定位置を決めるのが難しいと思う人もいるかもしれませんが、ご自分、パートナーやご家族の暮らしの中に答えがあります。

「ボンヤリ」収納を卒業して、ラクで快適な暮らしを手に入れていきましょう。

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整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。機能性と美しさを兼ね備えた「探す時間ゼロ」の整理収納を得意とする。NHK教育テレビ出演、メディア掲載実績多数。片付けの専門家として個人宅の訪問片付けサポート・収納公開の自宅セミナー・片付けセミナー講師・片付けコラム執筆を行う。InstagramやAmebaブログで、片付けや暮らしにまつわる情報を発信中。

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