厚別区上野幌の住宅街にある縫製デザインスタジオ「STAUDIO Coudre」。主宰の城下淑恵（よしえ）さんのアトリエです。お気に入りだったけどサイズが合わなくなってしまったとか、引っ掛けて破れてしまったとか、お母さまの着物があるんだけど…。城下さんの感性をプラスして、またお気に入りに復活してリサイクルしませんか？

お気に入りだったけど着れなくなった服、どうしていますか？

実は、私もどうしても捨てられない服が10着ほどあります。お気に入りの柄だけど、年齢的に似合わなくなった気がするもの、サイズが合わなくなったもの、生地は気に入っているのにデザインが今風じゃないもの、引っ掛けて破れてしまったもののほか、親の服や着物、反物などもあったりして…。

ずっとどうしようかと思っていました。タンスの肥やしになっていました。

知人も亡くなったお母さまの着物を捨ててしまったという話も聞いたことがあります。

勿体ないですよね。安くない！そして、特に着物などは絹を使ったりしていて高価なものでもあります。

それを解決してくれるのが、「STUDIO Coudre」なのです。

城下淑恵さんのセンスをいただいて！

城下さんは北海道文化服装専門学校を卒業後、パタンナーとして東京の縫製企画会社などアパレル業界で活躍。現在は札幌大谷大学美術科ファッション専攻の非常勤講師として活躍しています。

パタンナーという仕事は、デザイナーが描くデザイン画を元にその意図を再現するのですが、その仕事をこなすには生地や素材のほかにも、人体構造などさまざまな知識が要求されます。

「アップサイクル」をしません？

最近、耳にする「アップサイクル」という言葉はご存知ですか？

「アップサイクル」とは、使わなくなったりして、本来であれば捨てられるはずの物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることです。

最近、メディアで紹介されていたものとしては、擦り切れたタイヤをカバンに作り変えたり、段ボールから名刺入れを作ったりと、アップサイクルはさまざまな業界で注目されています。

近年、地球や自然環境に対する意識の高まりやSDGsへの取り組みなど、個人のみならず企業の意識が変化、改めて「アップサイクル」という概念が脚光を浴びているんですね。

考えてみれば、江戸時代の日本では着古した綿布や絹布を裂いて繊維に戻し、それを麻糸と織り上げる“裂織“という織物として生まれ変わらせるということもしていました。

「デザイナーは依頼者。私はそれを形にしていく人」と、淑恵さんは言います。

基本的には女性もので、リメイクしたい服を元に、希望や好みを聞きながらデザインをまとめ、何度か調整をして完成させます。

同一パターンを利用することも！

パタンナーとして活躍していた淑恵さんのところには、元になるデザインもあります。そこからデザインを起こすこともできますし、気に入ったものと近づけることもできます。

価格はデザインや生地などによって異なりますが、1万円前後からだそうです。

まずはお問い合わせをしてみてください。

＜縫製デザインスタジオ　札幌STUDIO Coudre＞

＊住所：札幌市厚別区上野幌1条1丁目14-20

＊TEL：070-8354-6095

＊メールアドレス：shiroshitashimauma@gmail.com

＊公式ホームページはこちら。