【大和郡山市】店主が惚れ込んだ上質のほうじ茶を味わってほしい!こだわりのほうじ茶スイーツもぜひ!
温かいお茶を飲みながらほっこりとお家で過ごしたい季節になりました。近頃、ほうじ茶ラテなどを見かける機会も多く、ほうじ茶がブームとなっている今、上質の美味しいほうじ茶を味わってみませんか?
郡山城のお膝元・柳町商店街の古民家で、こだわりのほうじ茶とほうじ茶を使用したスイーツがいただける『さや香茶』
もともとは他のお仕事をされていてお茶が大好きな店主さんが、月ヶ瀬にある「たつみ茶園」で衝撃的に美味しいほうじ茶に遭遇!手間暇をかけ丁寧に作られたこのほうじ茶をぜひ味わってほしいと、橿原市のカフェでスペースを間借りし、実験的に営業していました。そして昨年10月に大和郡山で念願の店舗を構え、本格的に『さや香茶』をオープンしました。
『さや香茶』店内の様子
建物は古くからの町屋の良いところを活かしつつリノベーション。「うなぎの寝床」と呼ばれる町屋特有の奥に細長い形状です。通りからの窓越しに見える入り口付近の和室は、赤ちゃん連れのママや、ご近所さんの憩いのスペースとなっています。
和室の奥には、土間から一段上がった板間に靴のまま上がれるテーブル席が並びます。外観からは想像できない木の温もりが感じられるナチュラルな店内。ほうじ茶を扱うお店のイメージにぴったりの柔らかなブラウンで統一された空間は、その場にいるだけで心和みます。
レジ前には「さや香茶オリジナルほうじ茶」や、ほうじ茶、コーヒーを使った焼き菓子の販売もされています。
メニューによって使用する茶葉の部位を変えるこだわり!
温かいほうじ茶、冷たいほうじ茶、焼き菓子で使う際に、それぞれで一番合うほうじ茶の部位を変えて使用しています。焙煎の強さ、焙煎時間にもこだわり、丹精込めて作られた「月ヶ瀬たつみ農園」さんのほうじ茶を一番美味しい状態で味わっていただけるよう努力されています。
ミノムシとは?
製茶工程中に出る選別困難な部位で、市場には出回りにくいものですが、丁寧に選別することでお茶のうまみが凝縮された柔らかい部位を選り分けることが出来ます。「月ヶ瀬たつみ茶園」さんから茶葉のうまみが詰まったこの「ミノムシ」を分けていただき、『さや香茶』で使用しています。
特別にほうじ茶を焙煎していただきました!
さや香茶では「茶葉焙煎体験(2000円)」ができます。ほうろく(素焼きの土製炒り鍋)で、火加減を調整しながら、自分好みの煎り加減でのほうじ茶を味わえます。ほうじ茶の香ばしい香りに誘われ、10分近く煎る方も!この日もほうじ茶を煎る時間が経つにつれ、店内には香ばしい香りが広がりました。
写真の左はお店で出されている浅煎りのほうじ茶。不純物がいっさい入っていない、ほうじ茶本来の天然の味。丁寧に入れられたほうじ茶は上品であっさりした味。家で飲んでいるほうじ茶とは全く別物でした。右のほうろくで煎ったほうじ茶は見た目が濃く、さらにこく深い味わいになっています。
ほうじ茶は温度が下がると渋くなるので、温かいうちのお召し上がりください。
『さや香茶』メニュー
こだわりのほうじ茶、ほうじ茶を使ったスイーツが並びます。
一番人気は「ほうじ茶プレート(1320円・ほうじ茶付き)」
寒い冬も人気の「ほうじ茶パフェ(1320円・ほうじ茶付き)」は、来店してこればかり注文する常連さんもいらっしゃるとか。気温が低い冬は、アイスがゆっくり溶けるので、じっくり味わえるそうです。
通年でかき氷も販売されています。温かいお部屋でのかき氷は、また夏と違った味わい。
冷たいデザートを出す時も、必ず温かいほうじ茶を味わってほしいと提供されます。
お持ち帰りメニューもあります
美味しいほうじ茶や焼き菓子が自宅でも楽しめるようお持ち帰りもできます。
ほうじ茶の味わいを詰め込んだ「ほうじ茶プレート(ほうじ茶付き・1320円)」をいただきます!
初めて来店される方がまず注文する「ほうじ茶プレート」は、こだわりのほうじ茶を使ったスイーツが5種類盛られています。アイス、ゼリー、ケーキにボーロとスイーツ好きにはたまらないラインナップ。こんなに盛りだくさんでほうじ茶まで付いて嬉しいお値段!
ほうじ茶アイス
ほうじ茶の香ばしいコクの味わいと香りが口の中に広がります。これは今まで食べたことがないほうじ茶の上質アイス!
ほうじ茶きなこボーロ
口に入れるとほろっと溶ける食感で、ほうじ茶の茶葉がアクセント。
ほうじ茶入りガトーショコラ
この色からしてガトーショコラとはとても思えませんでしたが、ホワイトチョコを使用していると聞いて納得。あっさりと優しい味のケーキでした。
金柑入りほうじ茶クグロフ
色んなフルーツで試行錯誤を繰り返し、一番合うと辿り着いたのが金柑でした。はちみつシロップで漬けられた金柑が生地に練り込まれ、さっぱりとした爽やかな風味のケーキ。
ほうじ茶ゼリー
甘さをほとんど感じないほうじ茶そのものを味わようなゼリーは、お口直しにピッタリ。
店主さんが甘すぎるのが苦手だそうで、どのスイーツも甘さが控えめで、ほうじ茶本来の香ばしいコクと風味が楽しめます。なお、「ほうじ茶プレート」の内容は季節によって変わるそうです。
金曜日の夜営業日は限定メニューを提供(提供日要確認)
お仕事帰りに軽食を食べてもらいたいと、キッシュとサラダプレートとほうじ茶パンプレートをご用意。キッシュの中身は、同じ柳町商店街にある老舗米穀店「モリカ」さんの雑穀を使用しています。
レンタルスペースとして活用も!
『さや香茶』の6畳の和室、11畳の板の間をレンタルスペースとしてご利用できます。和室レンタル料は1時間1650円(飲食メニューをご利用ください)で、その他ご利用の詳細は『さや香茶』さんにご確認ください。
地域の交流の場として利用してもらえたらと、毎日18:00〜19:45まで和室を談話室として開放しています。
「さや香茶フランス語サロン」が月に一度開催されています。お値段設定がお手頃なので、フランス語に興味がある方は、ぜひこの機会に参加されてはいかがでしょうか?ほうじ茶とおやつも提供されますよ!
年末年始も休まず営業!
個人で経営されているお店では貴重な年末年始の営業。年末年始のカフェ難民にはありがたいお店です。
また、店主さんが愛するほうじ茶の出会いとなった「月ヶ瀬たつみ茶園」さんがイレギュラーで来店し、茶葉販売も行われますよ!
温かな人の繋がりが育まれている商店街
店舗の前にある「とほん」さんからすすめられて、『さや香茶』でゆっくり読書されるお客様も多いそうです。おひとりでの来店も多く、本を片手にスイーツを楽しみながら読書タイムにふける場面も数多く見れるとか。
穏やかでほのぼのとしたお人柄の店主さんは「「とほん」さんを始めとする地元商店街の方や、近隣の方がとても親切にしてくださり、本当にありがたいです。」と話してくださいました。新しい店舗と老舗、既存店舗、地域の方との良い繋がりができ、地元がどんどん活気づいてほしいなと思います。
『さや香茶』のお客様は、若い方も多いそうですが、どちらかというと年齢層が高めだそうです。スイーツなどの見た目の派手さはありませんが、ほっこり落ち着いて美味しいほうじ茶が味わえるお店の、情報量満載のご紹介でした。
『さや香茶』
住所:大和郡山市柳4丁目14
TEL:090-7212-5210
営業時間: 14:00~20:00
定休日: 木+不定休
※営業時間・定休日は変更になることがありますので、『さや香茶』公式Instagramよりご確認ください。
駐車場:無し・近隣のコインパーキングをご利用ください。
アクセス:近鉄郡山駅より徒歩10分
JR郡山駅より徒歩15分