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【仙台市宮城野区】知れば知る程その魅力にどんどんハマる! 田子の隠れ家的お食事処、応援実食レポート

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

記録的な円安、安定しない気候による作物の生育不良、人出不足、原材料費の高騰などなど、2024年に入ってからも様々な明るくない話題が聞こえてきます。そんな状況の中、「ラーメン1杯1,000円の壁」問題(1杯1,000円を越えると集客数が落ちてしまうこと)に苦慮し、泣く泣くお店を畳むラーメン店さんも全国的に増えてきているんだとか。

イチ消費者としては、何でもかんでも安ければ安いほどありがたいわけですが、やはりお金は「天下の回り物」。元々は等しい価値の物同士の「等価交換」から出発しているのが経済です。商品や物を提供して下さる側にも、サービスが継続可能なだけのお金がしっかりと行き届かなければ、消費者として消費するものがなくなってしまう可能性があるわけでして。

ということで、ワタクシ個人的には極力「コスパばかりを求めない」ようにしています。とは言っても、自分自身の懐具合と相談しなければならないことも多々ありますけれども…。

だってコスパにおけるコストとは、自分自身が投入するコストのことであり、提供する側で投入されたコストではないですから。コスパコスパと言っていますが、乱暴な言い換えをするならば「自分が一番得すること」。他者への配慮が含まれていないように思えるのです。

…あ、なにやら無駄に熱く語ってしまいました。結局何が言いたいのかといいますと、美味しい料理を提供してくれる素敵なお店が値上げしたとしても、食べて応援したいな、ということなんですね。今回は、そんな「食べて応援」したいお店をご紹介したいと思います。

ご紹介するお店の周辺
ご紹介するお店の周辺

そのお店があるのは、七北田川のほど近く。仙台市立田子小学校がある住宅街の中。近隣には小学校に市民センター、周囲にあるのは、ほぼ住宅か会社の事務所というまさに隠れ家的なエリアです。

「おしょくじ どんどん」さん外観
「おしょくじ どんどん」さん外観

お店の名前は「おしょくじ どんどん」さん。

お店入口にある看板
お店入口にある看板

まるで飛び出し注意の看板(飛び出し坊や)のように「うますぎ注意!」と伝えてくれる坊やがお出迎えしてくれるお店です。

店内の様子1
店内の様子1

入店してみると、スダレがかけてあるからでしょうか。どこかちょっと海の家のようでもあり、喫茶店のようでもある店内。

お一人様席もテーブル席もあります。そして、個人的に盛り上がるポイントである「漫画本」も大量にあります。嬉しい。

店内の様子2
店内の様子2

また店内には野菜を販売しているスペースもありました。

お邪魔した日は2024年4月末。野菜の価格も高くなっていますが、にんじん・玉ねぎ・ピーマンが50~100円で販売中でした。安っ! ちなみに冒頭で「コスパばかりを求めない」とエラそうな事を言っていたにも関わらず、一緒に行った家人と野菜の値段に大興奮。ニッコニコで大量に野菜を買って帰ってきたのはナイショですよ。

メニュー表
メニュー表

そしてこちらがメニュー表。

580円(税込)というリーズナブルな日替り定食から、洋食系・うどん・丼物まで幅広く豊富なラインナップ。「どんどん」という店名は丼からとったのでしょうか、特に丼系のメニューがかなり充実しています。一番高いメニューでも750円という非常にありがたい価格ですが…

店内の掲示(2024年4月末撮影)
店内の掲示(2024年4月末撮影)

店内に貼られた掲示を見ると、2024年5月GW明け(2024年5月8日)から価格改定になるとのこと。大変心苦しく…の部分から店主さんとしては苦渋の選択だったことが伺えます。これは価格改定後もまた食べに来て、しっかりと応援せねば…

この日の日替り定食「デミグラスソースのハンバーグ」
この日の日替り定食「デミグラスソースのハンバーグ」

ということで、野菜の値段に興奮していると、あっという間に着丼いたしました。私が注文したのは日替わり定食。この日のメニューは「デミグラスソースのハンバーグ」です。

ハンバーグに小鉢が2つ、ご飯にとろろにお味噌汁とお新香がついて、お値段なんと税込580円! 価格改定後の料金はどうなるのか分かりませんが、お財布に優し過ぎる価格。今までこの価格を維持されてきた店主さんに頭が下がる思いです。ありがたくいただきましょう!

ハンバーグの断面
ハンバーグの断面

メインのハンバーグからパクリ。

柔らかい…。フワフワでしっかりと肉々しさを感じるハンバーグ。そして、たっぷりとかけられたコク深いデミグラスソースが、柔らかなハンバーグに染みこんできます。口の中は、まるで煮込みハンバーグのような肉とソースの合体具合。旨い。これはお米が欲しくなる味です。お米をガツガツと頬張ります。

小鉢ととろろとお新香
小鉢ととろろとお新香

合間に美味しい小鉢やお新香もつまみながら…

とろろご飯も堪能
とろろご飯も堪能

もちろん、とろろはとろろご飯で堪能しながら、さらにパクパク。

しかし、小鉢がついている定食ってやっぱり嬉しいですよねぇ。メインの味だけでなく、他の味もちょっとずつ楽しむことができるという幸せ。食事の満足度がアップするような気がします。

ごちそうさまでした!
ごちそうさまでした!

ということで、あっという間に完食。大大大満足のごちそうさまでした!

家人が注文した「とろ~りオムライス」
家人が注文した「とろ~りオムライス」

ちなみに、こちらは家人が注文した「とろ~りオムライス」。店主さんによると、日替り定食とこちらのオムライスが人気メニューとのこと。

こちらもちょっといただきましたが、ふわトロ玉子とバターの香り豊かなケチャップライスが一体となった、美味しい本格的オムライスでしたよ。

食後のサービスコーヒー
食後のサービスコーヒー

最後に美味しい食事で満足した後は、食後のサービスコーヒーでほっと一息の図。

いかがだったでしょうか。リーズナブルな価格でこの量とクオリティの料理を提供してくれていたことに感謝しつつ、価格改定後もしっかりと「食べて応援」したくなった「おしょくじ どんどん」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●おしょくじ どんどん●
〒983-0021 宮城県仙台市宮城野区田子1丁目12−13

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクな一児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり/芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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