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鉄板の上ではお好み焼きがじゅうじゅう。ソースのアロマに包まれて心癒される夜【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

今年で52年目というお好み焼き屋さんが、三宮にあるのをご存知でしょうか。ご夫婦で経営しているお店で、ご主人のお母さんが始めたというお好み焼き屋「美作」。

ソースの匂いに誘われるように入店。席に座ってメニューを拝見しつつ、鉄板の上に並んでいるお客さんのお好み焼きをチェックします。どれにするか迷いますね。

誰かと来ていたらシェアしながら色々と食べられるのになと思いつつも、一枚でも満足できそうなお好み焼き「チャンポン 1,100円(豚、すじ、大貝、イカ、たこ、えび)」を注文。

鉄板でじゅうじゅうと焼かれている姿を見つつ、待つ時間も結構好きなんです。ソースの匂いで関西人の血が呼び起こされ、全身全霊でお好み焼きモードに入っていきます。

私のチャンポンが焼き上がりそうな頃に、近くで新たに焼きが始まりました。「豚玉」、そして隣はおすすめの、うす焼き「すじうすネギ」だそうです。ここのお店はすじが人気のようですね。

人のものが気になりつつも、まずは私のチャンポンから頂きます。鉄板に置かれたソースが目の前に移動してきました。「黄色が辛いソースで、赤色が甘いソース」とご主人。

先に軽めに甘いのを塗ってから辛いソースをどっぷりつけていると「それ結構、辛いよ」と一言。ソースを塗る手がピタリと止まります。

私はドロソース(関西の辛いソース)好きなのできっと大丈夫、と笑顔でご主人に宣言してからひと口食べてみると、これが結構ピリッとくる味。だけど美味しい辛さ、やみつき系のソースですね。

青のりもたっぷりかけたけど歯についたとして気にしないぞ。そうそう、今はマスクという味方もいますからね。

コテを使って、鉄板から直接お好み焼きを食べます。私は熱いお好み焼きをハフハフしながら食べるのが好きなのですが、皆さんはどうですか?

目の前ではそばめしが作られています。作業中にこちらから色々と質問したりしていたのですが、ご夫婦の受け答えが柔らかで居心地もいいんです。

ふんわりしたお好み焼きの食感とソースに癒されるひととき、心からホッとします。寂しい時とか、お好み焼き屋さんに来るといいかも知れないと思いました。

そうそう、神戸でお好み焼きを食べるならコレもですね。この黄色い液体が何だか分かるのは神戸人の証拠。アップルという名前の、何故かみかん味の飲み物です。

アップルのサイダーが新登場していたことをここで始めて知りました。相変わらずの蛍光色ですね、炭酸もゆるゆるでしたがこれぞアップル。ソースの辛さは飛んで口の中はもう完全にアップル、いや、みかんの味です。

鉄板の上にあった鍋の中身が気になっていたのですが、「鶏ガラのスープ」を時間かけて作っているのだとか。焼きソバをほぐす時に使っているそうですよ。

今度来たら、うす焼きの「すじうすネギ」と「そばめし」も食べてみたいと思いました。皆さんも、ソースのアロマに包まれて心底癒される夜をぜひ。

美作HP 三宮神戸のお好み焼き(外部リンク)

場所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-8-1 明関ビル1F
TEL:078-332-0983 予約不可
営業時間:
平日 16:30〜23:00(L.O.22:45)
日曜、祝日 16:30〜22:00 (L.O.21:45)
定休日:月曜

※現金払いのみ

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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