「野外シネマ」という言葉、何だか聞くだけでわくわくしませんか？夜空の下、昼と違う少し冷えた空気の中、芝生に座って映画鑑賞。そんなイベントが今秋もまた、佐賀市で開催されます！

「MOON LIGHT CINEMA SAGA」

県庁通りにある「くすかぜ広場 ARKS」にて開催されるナイトシアター。街中にある公園で、巨大スクリーンに映し出される映画を鑑賞するイベントです。下は芝生になっていて、各自、持参したシート等に座ってご覧いただけます。

今回、上映されるのは「パディントン2 吹き替え版」！

ちなみにこちらのイベント、開催自体は4回目で、ARKS広場で開催されるのは3回目。ARKSでの1回目の開催時は「パディントン」を上映されたそうです。子どもも楽しめるので、家族連れの参加もかなり多かったのだとか。

会場では出店も並び、フードやドリンクを販売しています。グルメも用意された映画イベント！とても贅沢です。

前回も出店していたブースのフードたち。

映画といえばポップコーン！見た感じも、とっても本格的。カップにもロゴが入っています。ほかにもかき氷や冷やし白玉しるこ、平飼い卵のプリン、鰻のせいろ蒸し、パスタやシシリアンライス、宿屋のお弁当などなど盛りだくさん！そして今回、映画にちなんで、パディントンが愛してやまない“マーマレードサンドウィッチ”も並びます！どんな屋台なんだろう？と気になると思いますが、これらは実は、龍造寺八幡宮(八幡神社)から佐賀県庁をつなぐ「県庁通り商店連盟」のメンバーが出店しているもの。開催場所であるARKS周辺にあるお店の方々が、現地でもイベント用にお店を設けて販売しているのです！

というのも…このイベント、「県庁通り商店連盟」が主催したものなんです。今回、イベント主催の中心となって動かれている「旅館あけぼの」さんにお話を伺うことができました。

古くからまちの中心であったこの通りを盛り上げよう！とはじめたプロジェクト。現在のARKSの広場、昭和4年から昭和50年までは(旧)市役所があった場所で、昔はもっと賑わいのあるエリアでした。特に今でも続いている“銀天夜市”が開催される夏の期間は、連日、人でいっぱいになるほどの盛り上がりだったそうです。

そんな賑わいを再びこのエリアに…そんな思いでさまざまな企画を重ね、まちとしての歴史を重んじつつ、幅広い年齢層が気軽に参加できるイベントを実現するに至りました。

昔ながらのまちと、ナイトシアター。その組み合わせは少し意外でもあり、だからこそまた興味深く、わくわくします。イベントが実現した背景や主催者の方の思いを聞き、ますます魅力を感じました。

詳細は上にあるチラシのとおり。会場が17時、上映開始は19時から。参加は無料でフードやドリンクは会場内にてご購入ください、とのことです。JR佐賀駅から徒歩で約20分、「県庁前」バス停から徒歩約1分というアクセスの良さも魅力。周辺にコインパーキングもあります。

街中で見る夜の映画。周辺の音もBGMとなり、背景は空気の澄んだ夜空…佐賀ではなかなかないイベントだと思います。ぜひ家族や友達と参加してみてください♪