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【富山市】少し寂しい商店街を盛り上げたい!HATCH×Humming Birdコラボイベント潜入レポ

岩井なな取材・インタビューライター(富山市)

中央通り商店街のインキュベーション施設「HATCH(ハッチ)」と、総曲輪通り商店街「Humming Bird(ハミングバード)」のコラボイベントが、2024年10月4日(金)に行われました。

ハッチのコミュニケーターを務めるまなさんと、ハミングバードの店主である時女(ときめ)さんが接点を持ったきっかけは、この記事の筆者が主催したオフ会とのこと。こんなに嬉しいことはないと思い、参加させていただきました。

中央通り商店街のインキュベーション施設「HATCH」について

2020年12月にオープンしたハッチは、もうすぐ4周年を迎えます。初代コミュニケーターからその任務を引き継ぎ、現在はまなさんが2代目コミュニケーターとして、ハッチを訪れる人々を迎えています。他にも、管理人、運営、3名の学生スタッフが交代でハッチに在中しています。

インキュベーション施設と聞くと少し近づきにくいと感じる人もいるかもしれませんが、ハッチは起業に興味のある人やチャレンジしたい人、いろんな人との繋がりがほしい人などを応援する場所として、親しみやすい施設です。コワーキングスペースとしても開放されていて、平日のみのドロップインは2時間400円からと良心的な価格帯も魅力です。

また、ハッチで頻繁に開催されるイベントには、学生さんから社会人まで幅広い世代の人が集まり、活気あるコミュニティを形成しています。

【詳細】HATCH(ハッチ)とやまビジネスインキュベーション中央通りオフィス
住所:富山市中央通り1-4-16 中央通りアーケード内 第13KKビル

アクセス:富山地方鉄道(市内電車) 西町駅から徒歩4分、荒町駅から徒歩4分
電話:076-482-6110

営業時間:24時間(定休日なし)

公式サイト / 公式X

総曲輪通り商店街の無添加チョコレート専門店「Humming Bird」について

今回、そんなハッチと一緒にイベントを開催したハミングバードは、2023年1月にオープンした富山の無添加チョコレート専門店。白えびやホタルイカなど富山の特産品の使ったビーントゥーバーの板チョコは、富山名物になりつつあります

地元の食材を使用するだけではなく、地域の人々とのつながりを大切にするハミングバードでは、滑川高校の部活動である薬学部とタッグを組んで開発したクラフトコーラを販売。地域を盛り上げる活動も積極的に行なっています。他にも、カカオからチョコレートを作る夏休みのワークショップは、昨年に続き今年も大人気でした。

【詳細】Humming Bird(ハミングバード)
住所:富山県富山市総曲輪3-6-15サザンクロスビル1F
電話:076-461-4529
営業時間:12:00(土日祝日のみ11:00)~17:00
休日:水曜、不定休あり(※毎月公式Instagramにアップされるカレンダーをご確認ください)
可能な支払い方法:現金、各種クレジットカード・電子マネー・QRコード決済他

公式サイト / 公式Instagram

少し寂しい商店街を盛り上げたい!HATCH×Humming Birdコラボイベント

ハッチとハミングバードは、隣あった商店街にあり、徒歩5分圏内とお互いに身近な存在。そんな立地を活かして企画されたコラボイベントは二部制で開催されました。

第一部の「ドレコで歩こーひー」は、これまでにもハッチで開催されてきた、指定のドレスコードで街歩きを楽しみながらコーヒーを買いに行く企画。今回は、ハッチを出発し、ハミングバードを目指しました。ドレスコードはハミングバードのお店のロゴの色『赤or黄or緑』を取り入れたコーディネート。お店に到着すると、ハミングバード特製のホットチョコレートやコーヒーなど思い思いのドリンクを飲みながら、参加者が交流を深めました

提供写真 「カカオッケー」のポーズをする参加者の皆さん
提供写真 「カカオッケー」のポーズをする参加者の皆さん

「若い皆さんのエネルギーを感じた」と時女さんが話すほど、盛り上がりました。このイベントの趣旨の通り、この企画を通して商店街がいつもよりほんの少し賑やかになったのではないでしょうか。

第二部 は「HATCH SPOTLIGHT」として、ハミングバードの店主である時女さんにスポットライトを当て、ご経歴やお店をオープンした経緯、ビジネスについて深掘りする企画。まずは、産地別のチョコレートのテイスティングからスタートしました。鼻を押さえてキャンディーを食べると香りも味もしませんが、鼻が効くようにした途端に香りと味がふわっと広がります。このことから、香りと味には密接な関係があることがわかりました。

続いて、産地によるチョコレートの色や香りの違いをよく観察し、口に含みます。ガーナ、ベトナム、タンザニア、それぞれの産地のカカオで作られたチョコレートの個性を感じ言語化すると、自然と会話が生まれます。

富山に移住し、ハミングバードを起業した時女さんのお仕事人生のストーリーには、たくさんのすてきなキーワードがありました。「自身がつくと欲が出る」「現場を知っていることが自分の強み=起業しよう」「富山の優しさを豊かにしたい」「ソーシャル配慮型店舗」。学生さんから多くの質問が出るなど、盛んに意見が交わされるホットなイベントの様子に、私も頭と心に汗をかきながら聞き入っていました。

これまでの取材で、ハミングバードのコンセプトや商品作りについてある程度は知っているつもりでしたが、紆余曲折を経て、タイミングを見極めながら課題を解決してハミングバードをオープンされた経緯を詳しく知るのは今回が初めてでした。「誰かのために何かをやることがモチベーション」という言葉には、そこに到達した人だからこそ持っている優しさと強さが感じられました。

イベントを終えて筆者が考えたこと

改めて、商店街でインキュベーション施設を運営したり、お店を開いたりしてくれる皆さん、そして足を運んで関わりを持つ皆さんのおかげで、商店街の賑わいが絶えず保たれているのだと感じました。

ハッチとハミングバードのコラボによって、地域の人々とのつながりが強まり、新たに温かく、力強いコミュニティが誕生した瞬間に立ち会えた気がします。私も、Yahoo!ニュースエキスパートのライターとして、地域の魅力を伝え、人々をつなぐ存在になりたいと改めて思いました。今回は、このような貴重な機会をありがとうございました!

ハッチのコミュニケーターのまなさん、ハミングバードの店主の時女さんのご活躍を今後も追いかけたいと思います。また、ハッチの利用に関して、詳しくは公式サイトをご覧ください。ハッチおよびハミングバードで開催のイベントは、それぞれの公式 SNSを通してお知らせされますので、気になる方はフォローしてお待ちくださいませ。

この記事では、取材ライターの岩井ななが休日に行きたくなる富山市内のショップやイベントをご紹介しています。今後の情報発信もお楽しみに!

取材・インタビューライター(富山市)

富山県黒部市出身の取材ライター・インタビュアー。「ライティングで社会貢献」をミッションとし、地域の魅力を発信しています!Yahoo!ニュースエキスパートでは、休日に家族や友人と行きたくなる楽しいイベントやスポットを見つけて魅力をわかりやすく紹介していきます。どうぞ記事をお楽しみくださいませ。

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